
近年、20代の若者が実家で暮らし続けるケースが増加しています。総務省の統計によると、20代後半で親と同居している未婚者の割合は年々上昇傾向にあり、特に経済的な理由から実家暮らしを選択する若者が増えています。
この背景には、初任給の伸び悩み、都市部の家賃高騰、奨学金返済の負担など、若年層を取り巻く厳しい経済環境があります。一人暮らしをするには月々の家賃、光熱費、食費などで最低でも10万円以上の出費が必要となり、手取り20万円前後の収入では貯金する余裕がないのが現実です😂
婚活をする際に、1人暮らしをされているかいないかをチェックされることが多いのですが、現実問題20代で一人暮らしをすることも難しくなってきましたね。
ここからは、実家暮らしでも結婚できるように準備していただきたい点をまとめていますので参考にしてください。
実家暮らしの最大のメリットは、やはり経済面です。家賃や光熱費の負担が大幅に軽減されるため、月々数万円から十数万円の節約が可能です。実家に生活費として3〜5万円を入れたとしても、一人暮らしと比較すれば大きな差があります。
この浮いたお金を貯金に回せば、将来の結婚資金やマイホームの頭金、自己投資など、人生の選択肢を広げることができます。20代のうちに数百万円の貯金を作ることも決して夢ではありません。
親が料理を作ってくれる環境では、栄養バランスの取れた食事を毎日とることができます。一人暮らしでは外食やコンビニ弁当に頼りがちになり、栄養が偏りやすくなります。健康的な食生活は、仕事のパフォーマンス向上にもつながる大きなメリットです。
洗濯や掃除などの家事を家族と分担できるため、その時間を資格取得の勉強や副業、趣味の充実に使うことができます。自己投資の時間を確保できることは、キャリアアップにもつながる重要なポイントです。
家族と一緒に暮らすことで、何かあったときにすぐに相談できる環境があります。仕事で落ち込んだときや体調を崩したときなど、家族のサポートは大きな心の支えになります。
高齢化する親にとって、子どもが家にいることは安心につながります。親の体調変化に気づきやすく、何かあったときにすぐに対応できるのも実家暮らしのメリットです。

実家暮らしには多くのメリットがありますが、結婚を視野に入れている場合は、いくつか注意すべき点があります😀
実家暮らしでも、料理、洗濯、掃除などの基本的な家事スキルは必ず身につけましょう。週末は自分で料理を作る、自分の部屋の掃除は自分で行うなど、結婚後の生活を想定した準備が大切です。
結婚後は、料理ができることにこしたことはありませんから、実家にいる時に身に着けておきましょう。
「実家暮らし=家事ができない」というイメージを持たれやすいので、実際にできることをアピールできるようにしておきましょう。
実家にいても、家賃相当額を生活費として入れる、自分の支出は自分で管理するなど、経済的な自立を意識しましょう。給与明細を見せられる、貯金額を把握しているなど、金銭管理ができていることは結婚相手として信頼される重要なポイントです。
実家暮らしの最大のメリットを活かして、結婚資金を計画的に貯めましょう。結婚式、新居の準備、新生活のスタート資金など、まとまったお金が必要になります。目標額を設定し、毎月確実に貯金する習慣をつけることが大切です。
20代のうちに300万円以上の貯金があれば、結婚に向けて大きなアドバンテージになります。
結婚後は配偶者との新しい家庭を築くことになります。何でも親に相談する、親の意見を最優先にするといった姿勢は、結婚生活において問題になることがあります。
自分で判断し、決断する力を養い、親との適切な距離感を保つことを意識しましょう。デートの予定を親に報告しすぎる、門限を厳守しすぎるなど、過度に親の意向を気にする姿勢は、交際相手に不安を与える可能性があります。
実家暮らしでは、つい夜更かしをしたり、休日に昼まで寝ていたりと、生活リズムが乱れがちです。結婚後の共同生活を見据えて、規則正しい生活習慣を身につけましょう。
早寝早起き、決まった時間に食事をとるなど、基本的な生活リズムを整えることは、健康面でもプラスになります。
一人暮らしの経験がないと、他人と生活空間を共有することの大変さを実感しにくいものです。相手の立場に立って考える、自分の意見を適切に伝える、妥協点を見つけるなど、コミュニケーション能力を磨くことが重要です。
友人とのシェアハウス体験や、長期の旅行など、家族以外の人と長時間過ごす経験を積むこともおすすめです。
いつまで実家にいるのか、結婚したらどこに住むのか、将来のライフプランを明確にしておきましょう。交際相手に対しても、自分の考えをしっかり伝えられることが大切です。
「いつかは結婚したい」という漠然とした考えではなく、「30歳までには結婚して独立したい」など、具体的な目標を持つことが重要です。
実家暮らしでは、生活圏が限られがちです。職場と実家の往復だけでは、新しい出会いの機会が少なくなってしまいます。
趣味のサークルに参加する、友人の紹介を受ける、婚活アプリを利用するなど、積極的に出会いの場を広げる努力が必要です。浮いたお金を自己投資や交際費に使い、人間関係を広げることも大切です。
メリットが多い実家暮らしですが、結婚を考える上ではデメリットもあることを理解しておきましょう。
プライバシーの制限:デートや友人を招くのに気を使う、自分の時間が限られるなど、プライバシーの面で制約があります。
自立していないと見られるリスク:特に婚活の場では、実家暮らしであることがマイナスイメージにつながることもあります。
生活スキルの習得機会が少ない:意識しないと、一人暮らしで自然と身につく生活スキルを学ぶ機会が少なくなります。
20代の実家暮らしは、経済的なメリットを活かして将来への準備ができる賢い選択です。しかし、結婚を視野に入れているなら、ただ実家に甘えるのではなく、自立した大人としての生活スキルと意識を持つことが重要です🥰
貯金を計画的に行い、家事スキルを身につけ、親離れを意識し、積極的に出会いの機会を作る──これらを実践することで、実家暮らしのメリットを最大限に活かしながら、結婚への準備を整えることができます。
実家暮らしか一人暮らしかという選択よりも、どのような意識で日々を過ごすかが、将来の結婚生活を左右する大きなポイントになるのです。
参考→30代実家暮らしでも結婚できる例も参考にしてください。
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