
「最初は共働き希望だったのに、専業主婦がいいと思い始めた」 「年収にこだわっていたけど、今は性格重視に変わった」 「地元で暮らしたいと思っていたのに、転勤もありかなと考え始めた」
婚活を進める中で、こんな風に自分の希望や条件が変わってきて、「自分はブレブレでダメだ」と悩んでいませんか?
実は、婚活中に方針が変わることは、まったく問題ありません。むしろ、それは成長の証であり、結婚に近づいている証拠なのです。
今回は、30代で婚活をする方が必ず通る「方針のブレ」について、なぜ起こるのか、どう向き合えばいいのかを詳しく解説します。
先日、30歳になったばかりの会員様の活動振り返りを行いました。この方は他社からの乗り換え組で、当社が3社目の結婚相談所でした。
過去の2社は比較的大規模に展開されている結婚相談所でしたが、結局、活動の振り返りもないまま退会したり、休会している状態だったそうです。
しかし、活動の振り返りをしなければ、結婚にたどり着くことはできませんし、気持ちを整理することもできません。そして何より、考えがぶれたまま迷走してしまうのです。
振り返りを行っていくと、お相手への希望が少しずつ変わってきたという話が出てきました。
たとえば、活動当初は「共働きでも大丈夫」と思っていたそうです。しかし、実際に今の仕事を続けていくと、帰宅が22時頃になることも多い現実がありました。
そうなると、自分の心のコップがいっぱいになってしまい、家に帰ってもお相手に優しく接することができるか不安になってきたとのこと。
「そんな状態で結婚をしたとしても、幸せになれるかわからない」
この正直な気持ちに気づけたことが、実は大きな前進だったのです。
当たり前ですが、最初に思っていた考えと、活動を進めていく中での考えは変わっていくものです。
なぜなら、婚活を始める前の「結婚への希望」は、あくまで想像やイメージに過ぎないからです。実際に多くの異性と出会い、お見合いやデートを重ねていく中で、自分が本当に大切にしたいことが見えてくるのです。
考えがぶれることなんてざらにありますし、途中で明確に変わることだってあります。人間だもの、当たり前です。
特に30歳前後の方なら、考えがぶれない人なんていません。だから、安心してください。
20代後半から30代前半は、仕事でも責任が増し、自分の人生を真剣に考え始める時期です。結婚観も、働き方も、価値観も、まだまだ変化していく年代なのです。
むしろ、「絶対に条件は変えない」と頑なになっている方が、柔軟性に欠け、婚活がうまくいかないことも多いのです。
ぶれてぶれて、また整理して、を繰り返していけばいいのです。
大切なのは、ぶれた時に「自分はダメだ」と否定することではなく、「なぜ考えが変わったのか」を冷静に分析し、新しい方針を立て直すことです。
一番問題なのは、何も考えないで婚活をしてしまうことなのですから。

婚活を始める前は、「年収600万円以上で、優しくて、イケメンで...」といった理想を描きがちです。
しかし、実際に多くの方とお見合いをしていくうちに、「完璧な人はいない」「自分も相手から選ばれる立場」という現実に直面します。
この現実認識が、希望条件を見直すきっかけになります。
婚活を始めて初めて、「結婚したら生活がどう変わるか」を具体的にイメージするようになります。
先ほどの会員様のように、「帰宅が22時で共働きは無理かも」と気づくこともあれば、「転勤がある仕事だから、相手の仕事も考慮しないと」と考え直すこともあります。
婚活が、自分の生活を見つめ直すきっかけになるのです。
プロフィールで「この人はタイプじゃない」と思っていても、実際に会ってみたら「すごく話が合う」「一緒にいて楽しい」ということがあります。
逆に、条件的には完璧だと思っていた人と会っても、「なんか違う」と感じることもあります。
こうした経験を通じて、「本当に自分が大切にしたいこと」が見えてくるのです。
婚活中に誕生日を迎えて年齢が上がったり、仕事で昇進したり、親の介護が始まったり、環境が変化することもあります。
これらの変化は、当然ながら結婚観や希望条件に影響を与えます。だからこそ、定期的に方針を見直すことが必要なのです。
婚活が長引くと、精神的に疲れてきたり、焦りを感じたりすることもあります。
その結果、「条件を下げすぎてしまう」あるいは「逆に条件を厳しくしてしまう」といった極端な変化が起こることもあります。
こういった心理状態の変化も、方針がぶれる原因の一つです。

まず大切なのは、「考えが変わった自分」を責めないことです。
「私ってブレブレでダメだな」ではなく、「考えが変わったということは、成長している証拠だ」と前向きに捉えましょう。
自己否定は、婚活のモチベーション低下につながります。
考えが変わった理由を、具体的に言葉にしてみましょう。
理由を明確にすることで、新しい方針がより確かなものになります。
変わった考えを、改めて整理して書き出してみましょう。
変更前:
変更後:
このように明文化することで、お相手探しの軸がはっきりします。
自分一人で考えを整理するのは難しいものです。
結婚相談所のカウンセラーや、信頼できる友人などに相談し、客観的な意見をもらうことが重要です。
「それは現実的な変更だね」「でもそれだと相手が見つかりにくいかも」といったフィードバックが、方針を固める助けになります。
方針を変えたら、少なくとも2〜3ヶ月は、その方針で活動してみましょう。
頻繁に方針を変えすぎると、軸がぶれすぎて、結局誰とも進展しなくなってしまいます。
「変える勇気」と「続ける根気」のバランスが大切です。
本来は、誰に頼ることもなく自分で婚活を振り返り、考えをまとめることができるのが一番です。
しかし、それができる人ばかりではありません。特に、感情的になっていたり、婚活疲れで思考が鈍っていたりする時は、自己分析が難しくなります。
だからこそ、仲人型結婚相談所においては、担当カウンセラーがペースメーカーとなり、引っ張っていくのです。
きちんと自分の考えを吐き出して、それを整理していけば、必ず考えはまとまります。
カウンセラーとの振り返りの中で、「実はこう思っていた」「本当はこれが不安だった」という本音が出てくることも多いのです。
その本音に基づいた方針であれば、納得感を持って婚活を進めることができます。
新しい方針に基づいて婚活を進めていけば、それが最短で結婚に近づく道です。
ぶれっぱなしで迷走するのではなく、「ぶれる→整理する→新方針で進む」というサイクルを回すことで、着実に成婚へと向かっていけるのです。
冒頭の会員様が過去に在籍していた2社の大手結婚相談所では、活動の振り返りがほとんどなかったそうです。
お見合いが組めなくても、「もう少し頑張りましょう」で終わり。交際がうまくいかなくても、「次があります」で済まされてしまう。
これでは、同じ失敗を繰り返すだけで、成長も前進もありません。
仲人型の結婚相談所では、定期的に活動の振り返りを行います。
こうした丁寧なヒアリングと分析があるからこそ、会員様は迷わずに婚活を進められるのです。
考えが変わることは、決して悪いことではありません。それは、あなたが真剣に婚活に向き合い、自分と向き合っている証拠です。
婚活を通じて、自分の本当の価値観や、大切にしたいことが見えてくる。これは、素晴らしい自己成長です。
「最初から完璧な結婚相手の条件を決められる人」なんていません。
みんな、試行錯誤しながら、自分に合った相手の条件を見つけていくのです。だから、方針が変わることを恐れないでください。
過去の自分が決めた条件に縛られる必要はありません。
「今の自分」が何を求めているか、「今の自分」にとって何が幸せかを考えることが、最も重要です。
婚活は、過去の自分との約束を守るためではなく、未来の自分が幸せになるために行うものなのですから。
30歳そこそこで婚活方針がぶれるのは、まったく当たり前のことです。むしろ、ぶれない方が不自然だと言えます。
大切なのは、以下のポイントです:
ぶれることを恐れない
定期的に振り返りを行う
新方針で一定期間は進む
大手ではなく仲人型を選ぶ
ぶれてぶれて、また整理して。このサイクルを繰り返しながら、着実に結婚へと近づいていけばいいのです。
あなたの考えが変わることを、どうか責めないでください。それは、真剣に婚活に向き合っている証拠であり、成婚へと向かう大切なプロセスなのですから。
安心して、今の自分に正直になって、婚活を進めていきましょう。きちんとサポートしてくれる結婚相談所とともに歩めば、必ず幸せな結婚にたどり着けます。
参考までに、自分で婚活ができる方は、この書籍も参考にしてださい。
婚活メモを自分でとりながら、活動に活かしてください!

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