
「母親になって後悔してる」という書籍が話題を呼んでいます。この本は、母親になったことで生まれた後悔の感情を率直に綴ったもので、賞賛と批判の両方を集めています。女性は子供を産むのが当たり前、母性があるもの、産んだならいい母親になるべき——こうした社会通念に対して、一石を投じる内容となっています。
人によっては、子供を持ったことで想像していなかった苦しみを抱えることがあります。そして、そうした声が意外にも多く存在するという事実が、この書籍を通じて明らかになりました。
この書籍に対する反応は賛否両論です。「同じ思いを抱える人がいると知って救われた」という共感の声がある一方で、「母親としての責任を放棄している」という批判も寄せられています。
しかし、重要なのは、こうした感情を抱く人々が確実に存在するという事実です。これまで社会的なタブーとされてきたテーマに光を当てることで、苦しんでいる人々が自分の感情を認め、向き合うきっかけになる可能性があります。

結婚相談所で活動されている方の多くは「子供がほしい」と希望しています。これは婚活において一般的な要望の一つです。
しかしながら、詳しくヒアリングを進めていくと、実はそこまで強く望んでいないという声も少なからずあるのが現実です。ただ、そういった感情は声高には言えないものとして、心の奥に秘められていることが多いのです。
結婚相談所を運営する立場として、私は「子供がほしい」という主流の希望を持つ方々をサポートすることはもちろんですが、そうではない一部の声を持つ方々も同じように救ってあげたいと考えています。どちらの選択も尊重されるべきであり、個人の価値観として認められるべきだからです。
子供を持ちたくない、または積極的には望まないという方々には、さまざまな理由があります。主な理由を以下にまとめました。
経済的な不安定さや社会情勢の変化を考えると、自分たちが生きていくだけでも精一杯という現実があります。子供の教育費や養育費を捻出することが大きな負担となり、また子供が将来「生まれて幸せだった」と言えるかどうかわからないという不安を抱える方もいます。
少子化や経済格差の拡大、気候変動などの社会問題を目の当たりにして、子供を持つことに躊躇する気持ちは理解できるものです。
自分自身が病気で苦しんだ経験があり、特に遺伝性のある疾患の場合、子供が同じように苦労することが目に見えているため、子供を持つことを選択しないという方もいます。
これは自己中心的な判断ではなく、むしろ生まれてくる子供への深い思いやりから来る決断と言えるでしょう。
40代になってから婚活を始める方も多く、これから妊娠・出産・育児をすることの身体的・経済的な負担を考えると、現実的に難しいと判断する場合があります。
高齢出産のリスクや、子供が成人する頃の自分の年齢を考慮すると、子供を持たない選択をする方も増えています。
思春期の頃から、女性が「当然のこととして」子供を産むことに違和感を覚えていたという方もいます。同じように「母親」という存在そのものに感覚的な違和感があるという声もあります。
こうした感情は理屈では説明しづらいものですが、個人の内面的な価値観として尊重されるべきものです。

結婚相談所で婚活のサポートをしていると、「結婚したら子供を持つ」という従来の価値観に基づいた活動が中心になりがちです。しかし、実際の社会の動きを見ると、大きな変化が起きています。
最近の統計によると、子供がいる夫婦の世帯が3割を切る時代になっています。これは、結婚しても子供を持たない選択をする夫婦が増えていること、そもそも結婚しない選択をする人が増えていること、単身世帯が増加していることなど、さまざまな要因が重なった結果です。
この数字が示すのは、かつての「結婚=子供を持つ」という図式が、もはや多数派の現実ではなくなっているということです。
これからの時代は、従来の結婚の概念が大きく変わっていくでしょう。結婚とは何か、という問いに対する答えも、人によってさまざまになっていくはずです。
かつては「愛する人と一緒になり、子供を育て、家庭を築く」というモデルが主流でしたが、今では以下のような多様な結婚観が存在します。
どの形が正しいということはありません。大切なのは、お互いが納得し、幸せを感じられる関係を築くことです。
婚活において最も重要なのは、自分自身の本当の気持ちに正直になることです。周囲の期待や社会の常識に縛られて、本当は望んでいないことを「望んでいる」と言う必要はありません。
子供を持ちたいという気持ちも、持ちたくないという気持ちも、どちらも正直な感情として尊重されるべきです。そして、結婚相手を探す際には、この点についてしっかりと話し合い、価値観を共有できる相手を見つけることが、長く幸せな関係を築く鍵となります。
価値観の不一致は、結婚後の大きな問題に発展する可能性があります。特に子供を持つかどうかという問題は、妥協が難しいテーマです。だからこそ、婚活の段階で本音を語り合い、お互いの人生観をすり合わせることが重要なのです。
「母親になって後悔してる」という書籍が提起した問題は、単に母親の後悔という個別のテーマにとどまりません。それは、私たちの社会が持つ「こうあるべき」という固定観念を問い直すきっかけとなっています。
結婚するかしないか、子供を持つか持たないか、どのような家族の形を選ぶか——これらはすべて個人の選択であり、誰かに強制されるものではありません。
婚活をする際には、社会の期待や周囲のプレッシャーではなく、あなた自身の心が本当に望むものを見つめてください。そして、あなたらしさを忘れずに、人生を一緒に歩める人を探してほしいと願っています。
幸せの形は人それぞれです。あなたにとっての幸せな人生とは何か、じっくりと考え、その答えを共有できるパートナーと出会えることを心から応援しています😊
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