
結婚相談所で婚活をしている方々には、ある共通した特徴があります。男女ともに、コミュニケーション能力が特別高いという方は、実はそれほど多くありません。むしろ、真面目で誠実な方が多い一方で、初対面の相手との距離の縮め方に苦手意識を持っている方が目立ちます。
結婚相談所での活動は、一般的な恋愛とは異なる特徴があります。お見合いから数回のデートで、結婚相手として適しているかどうかを見極めていかなければなりません。限られた時間の中で、お相手との心の距離を効果的に縮められるスキルがあれば、婚活をスムーズに進められる大きなアドバンテージになります。
「人たらし」という言葉には少しネガティブな響きがあるかもしれませんが、ここでは良い意味で使っています。自然に人との距離を縮め、相手に好印象を与えられる人のことを指します。実は、誰でも簡単に実践できる方法があるのです。

科学的な根拠に基づいた、人との距離を自然に縮める方法を3つご紹介します。これらは心理学や脳科学の研究によって効果が実証されているテクニックです😊
人を呼ぶときには、ファーストネーム、いわゆる下の名前で呼ぶことが効果的です。これは単なる慣習ではなく、科学的な根拠があります。
研究によると、ファーストネームで呼ばれているときのほうが、オキシトシンという「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質の濃度が高くなっていることが分かっています。オキシトシンは、人との絆や信頼感を深める働きがあり、ファーストネームで呼ばれることで、人は無意識のうちに気持ちよさを感じているのです。
「〇〇さん」という苗字での呼び方よりも、「〇〇ちゃん」「〇〇くん」といった下の名前での呼びかけは、心理的な距離を一気に縮める効果があります。ただし、結婚相談所での活動においては、使うタイミングが重要になります。これについては後ほど詳しく説明します。
人は自分の話をするのが大好きな生き物です。これも脳科学的に証明されている事実です。
自分の話をしているときに活発に動いている脳の領域は、「報酬系」と呼ばれる部分です。興味深いことに、この報酬系は、美味しいものを食べているときに活性化する部分と同じなのです。つまり、人は自分の話を誰かに聞いてもらっている状態では、まるで美味しい料理を味わっているときのような快感を感じているということになります。
この心理メカニズムを理解すると、婚活での会話の進め方が変わってきます。自分のことを一方的に話すのではなく、相手の話を上手に引き出し、興味を持って聞く姿勢を示すことで、相手は無意識のうちにあなたとの会話を心地よいと感じるようになります。
具体的には、「それってどういうことですか?」「もっと詳しく教えてください」といった質問を投げかけたり、相手の話に共感を示したりすることで、相手はどんどん話しやすくなります。
視線の使い方も、人との距離を縮める重要な要素です。人に見つめられているときには、快楽や意欲に関わる神経伝達物質であるドーパミンが分泌されている可能性があるという研究結果があります。
さらに、見つめ合うことで、先ほど紹介したオキシトシンも分泌されます。そのため、適度に目を大きく見開いて相手を見つめることは、相手に好印象を与え、距離を縮める効果があるのです。
ポイントは、ずっと見つめ続けるのではなく、会話の中で「たまに」目を大きく見開いて相手を見つめることです。相手が何か大切なことを話しているときや、共感を示したいときに、しっかりと目を見て聞く姿勢を見せることで、「この人は私の話を真剣に聞いてくれている」という印象を与えられます。
ここまで紹介した3つの方法は、確かに効果的なテクニックですが、結婚相談所での婚活においては、使い方やタイミングに注意が必要です。適切に使えば強力な武器になりますが、使い方を誤ると逆効果になってしまうこともあります😅
仲人型結婚相談所のお見合いでは、最初の段階では下の名前の開示がありません。お見合いの時点では、お互いに苗字しか知らない状態で会話をすることになります。
次の段階である仮交際に進んで初めて、下の名前が開示されます。仮交際になったら、様子を見ながら早い段階で下の名前で呼ぶようにすると、心理的な距離が縮まりやすくなります。
ただし、ここで注意したいのが、あまりに急に下の名前で呼ぶと「なれなれしい」と思われてしまう可能性があるということです。相手の性格や雰囲気を見ながら、「下の名前で呼んでもいいですか?」と一声かけてから呼ぶなど、タイミングと方法を工夫することが大切です。
特に初めてのデートや、まだお互いの距離が十分に縮まっていない段階では、慎重に進めましょう。相手が快く受け入れてくれそうな雰囲気を感じ取ることがポイントです。
3つの方法の中で、相手の話を聞き出すテクニックは、お見合いの段階から積極的に実践できる最も安全で効果的な方法です。
お見合いでは、お相手の話を上手に聞き出し、興味を示してあげることが成功への鍵となります。実際、お見合いでお断りをいただくときの理由の一つに、「自分に興味がなさそうだった」というものがあります。
この「興味がなさそう」と思われてしまうのは、お相手が十分に話を聞き出してあげていなかった証拠です。自分のことばかり話していたり、相手の話に対して深掘りする質問をしなかったりすると、「この人は私に関心がないのかな」と思われてしまいます。
逆に言えば、相手の話を積極的に聞き出し、興味を持って質問をするだけでも、大きな効果があるということです。「それは面白いですね、なぜそう思ったんですか?」「その経験から何を学びましたか?」といった質問を投げかけることで、会話が深まり、相手は「この人は私のことを理解しようとしてくれている」と感じます。
目を大きく見開いたり、じっと見つめることについても、バランスが重要です。
あまりにじーっと見つめ続けると、相手は「なんだか怖い」「気持ち悪い」と感じてしまうこともあります。特に初対面や、まだ親密度が低い段階では、過度なアイコンタクトは逆効果になりかねません。
適切なアイコンタクトのコツは、会話の中で自然なタイミングで視線を合わせることです。相手が話しているときに適度に目を見て聞く、自分が大切なことを伝えるときに目を見るといった、メリハリのある視線の使い方を心がけましょう。
また、ずっと見つめ続けるのではなく、時々視線を外すことも大切です。7割ほど目を見て、3割は視線を外すくらいのバランスが、多くの人にとって心地よいと感じられる範囲です。

ここまで紹介してきた3つの方法は、どれも科学的な根拠がある効果的なテクニックです。しかし、テクニックはあくまでもテクニックであり、機械的に使えば良いというものではありません。
最も大切なのは、「相手に対する真摯な関心と思いやり」です。テクニックは、その気持ちを効果的に伝えるための手段に過ぎません。
例えば、相手の話を聞き出すテクニックも、本当に相手に興味を持っていないのに形だけ質問をしても、その不誠実さは必ず相手に伝わります。逆に、心から相手のことを知りたいと思っていれば、自然と良い質問が生まれ、会話も弾みます。
ファーストネームで呼ぶことも、アイコンタクトも同じです。相手との距離を縮めたいという純粋な気持ちがあって初めて、これらのテクニックが活きてきます。
結婚相談所での婚活を成功させるためには、今回紹介したようなテクニックを知っておくことも有効ですが、それ以上に大切なことがあります。
まず、相手を一人の人間として尊重する姿勢です。結婚相手を探すという目的があるからといって、相手を評価したり値踏みしたりするような態度は避けましょう。お互いに人生のパートナーを探している立場であることを忘れず、対等な関係性を築くことが大切です。
次に、自分らしさを大切にすることです。テクニックを意識するあまり、不自然な振る舞いになってしまっては本末転倒です。今回紹介した方法も、自分のキャラクターに合った形で、無理なく取り入れることをおすすめします。
そして、相手のペースも尊重することです。人によって心を開くスピードは異なります。距離を縮めることを焦りすぎず、相手が心地よいと感じるペースで関係を深めていくことが、結果的に良い関係につながります。
結婚相談所では、コミュニケーション能力が特別高い「人たらし」タイプの人は多くありません。むしろ、人との距離の縮め方に悩んでいる方が多いのが現実です。
しかし、今回紹介した3つの方法を適切に使うことで、誰でも自然に相手との距離を縮めることができます。
これらのテクニックは、心理学や脳科学の研究に基づいた効果的な方法ですが、最も大切なのは使い方のバランスです。特に結婚相談所での活動では、お見合いから仮交際、真剣交際へと進む各段階で、適切なタイミングと方法を選ぶことが成功の鍵となります。
テクニックを意識しすぎて不自然になるのではなく、相手への真摯な関心と思いやりを持ちながら、自然な形でこれらの方法を取り入れてみてください。
皆さんの婚活が実り多いものになることを心から応援しています。素敵なご縁に恵まれますように🥰
*ちなみに、たらし、という言葉の語源は、決して良い言葉ではなかったのですが、人たらしはよい意味で使われていますね。
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