お見合いは数じゃないってどれだけ言ったらわかるのか?
当社で活動している会員様には、お見合いは数ではないと伝えていますし、『普通』の結婚が、なぜできないの?にも書いたとおり、お見合いで結婚できる人は、10件程度で決められるんです。当社が加入しています日本結婚相談所連盟でも、お見合いは5-9件(最繁値)だと数値をだしています。
しかし、結婚相談所も様々存在し、お見合いし放題にしていたり、お見合い料で利益を得ているところもあるでしょう。
残念ながら、先日たまたま打ち合わせで出会った男性が、結婚相談所に登録した過去があり、そこでの活動の状況を教えてくださったわけです。その方は活動開始して1ケ月半で90名くらいのお見合いを設定したそうですよ。まじ?って思いましたが、まじで、その数をこなしたっていうんですよ。お茶代もばかにならなかった・・と。
当時年齢は42歳で、そこそこの条件だったようなので、お見合いのお申込みが殺到したようです。そして、その結婚相談所は、お見合いし放題にしていたようで、彼も要領をえずに、どんどんお見合いを設定したそうです。そもそも担当は、アドバイスしなかったのか?アドバイスするべきですよ。ある程度はお見合いしてもよいですが、指導もせず、お見合いだけ組ませていたのなら、その結婚相談所は、問題があるなと感じます。結婚相談所は、お見合いを組ませることが目的ではありません。もちろん、まったく組めないと結婚まで結びつかないので、ある程度は必要です。でも、たくさんお見合いすることが目的になってしまっては本末転倒です。
なぜ、お見合いを組みすぎると決まらないのか?
お見合いを組みすぎると決まりずらいのには、いくつか理由があります。
①お見合いが組めてしまう場合、少しでもあわないとまだ他の相手がいるだろうという思考になる
②人と向かい合う姿勢がないので、相手の欠点だけに目がいき、視野を広くもつとか擦り合わせしようとする思考を停止させる
③当然、時間とともに自分の魅力(年齢)などは低下していく、ということは、お相手に与える魅力も低下いくことに気づいていない
こんな感じですね。
この男性の悲惨な末路は・・・
結局、90名程度の方とお見合いした彼は、いまだに独身ということでした。(その結婚相談所を退会して、数年経過しています)なぜお見合いがだめたったのか?のフィードバックもきちんと教えてもらえず、本人もその理由を直視することなく活動を終えています。
その担当も彼のことを思い、お見合いを1件1件大切にすること、人と向かいあうことと、問題があってもそれを乗り越える能力の訓練、そんなことをアドバイスしていたただければ、未来は変わっていたのではと思いました。
お見合いのための費用と、交通費と、お茶代とで、かなりのお金が飛んでしまったようです。せっかく活動するのでしたら、最終的には結果がほしいですし、結果がでずとも、どうしてそういう結果になったのか原因を知り、今後の人生に生かしたいですよね。
当社の会員様には、口が酸っぱくなるほど伝えます。お見合いは数ではありません。半年で結婚できる人は、10名程度のお見合いで決めていますし、決めてもらうように努力しています!
大切なことは出会いの数ではない、ということを肝に銘じてほしいです。