なぜ、妻に先立たれた夫は、半年後に亡くなるのか?
内田裕也さんが亡くなりましたね。樹木希林さんが亡くなってから、半年・・そして、津川雅彦さんも長門裕之さんも、奥さんに先立たれてから、すぐに逝かれたという印象です。
そうはいってもどの俳優もオンナ癖が悪かった印象ですよね。若いころはいろいろなことがあったでしょう。それでも、夫婦としてやってきました。そして、妻に先立たれて、喪失し気力もなくなり、歳もあり、後追うように逝ってしまうのでしょう。
結局、愛人よりも本妻
いくら女遊びをして、妻を泣かせてきても、結局、結婚という制度によって、結ばれている妻の存在は大きいのでしょう。夫も言っていましたが、愛人を亡くして、後追って逝く男はいないよな!とのこと。たしかに、愛人に先立たれても、そんなに落ち込まないのは結局愛人は愛人だから。夫婦の時間の流れと時の重さと、愛人の時間の流れと時の重さは違うと思います。(愛人と寝食生活をしていたなら別)
結婚して絆がやっとできて夫婦となる
結婚は制度です。恋愛と結婚は違う、結婚は制度ですから!とブログなどで何度もお伝えしています。そのくらい、結婚というのは、独特なもので、いつまでたっても明確な定義があるようで、ないような、不思議なものです。
だから、結婚したからって夫婦になれるわけではないんですよ。言葉では夫婦になれますが、絆がある夫婦・家族なんて、すぐには完成しません。そんな簡単なことではないからです。結婚したからって幸せになれる、結婚=幸せ、が違うのと一緒。
すればいいって話じゃない。人生なんて山あり谷あり、それを乗り越えて乗り越えて、やっと絆ができてかけがえのないものになるんだと思います。
先日、成婚者さんからメールをいただきました。
「二人で生活し始めてみると、いろいろと当たり前だと思っていることが違っていて、なかなか大変ですね。」
そうなんです、大変なのです。
結婚って、違う者同士が、どうやったら生活を折り合いつけてやっていくか、試されるものだと思います。結婚は修行だとよく言われますが、修行だと結構つらいので、それだと結婚したくないな~って思ってしまいますが、違う二人がどうやったらスムーズに生活できるようになるか試されているもの、という感じでしょうか・・。それを楽しめてできるならベスト。
成婚者さんも、これから絆を深めていきながら、夫婦になり、幸せを作っていく、まだまだスタート地点ですね。