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45歳でも妊娠できる?婚活女性が知るべき不妊治療の現実と真実

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婚活現場で見えてきた衝撃的な事実

婚活カウンセラーとして多くの女性と接する中で、驚くべき事実に直面することがあります。それは、40代の女性でも「まだ自然に妊娠できる」「45歳でも産める」と考えている方が少なくないということです。

先日、ある記事を読んで改めて衝撃を受けました。45歳のアラフォー女性が不妊治療を始めたいと考えているものの、転職したばかりで職場に言い出しにくいという内容でした。この記事が示しているのは、単に職場環境の問題だけでなく、女性自身が妊娠・出産について正確な知識を持たないまま40代を迎えてしまっている現実です。

婚活をしていない方、特に結婚や出産を漠然と「いつかできればいいな」と考えている方にとって、不妊治療や妊孕性についての具体的な知識は縁遠いものかもしれません。しかし、この知識の欠如が、後に取り返しのつかない後悔につながることがあるのです。

不妊治療の基礎知識:体外受精と顕微授精の違い

不妊治療について、基本的な知識を持っている方はどれくらいいるでしょうか。実際に婚活の現場で接する女性の中には、体外受精と顕微授精の違いすら知らない方が多くいらっしゃいます。

体外受精とは、洗浄した精子を卵子にかけて、自然受精を待つ方法です。一方、顕微授精は、顕微鏡を見ながら1つの卵子に1つの精子を針で直接注入して受精させる方法です。顕微授精は、精子の数が極端に少ない場合や、体外受精で受精しなかった場合などに選択される、より高度な治療法となります。

これらの治療には、身体的にも経済的にも、そして精神的にも大きな負担が伴います。女性は排卵誘発剤を使用し、複数の卵子を育てる必要があります。そして、適切なタイミングで採卵手術を受け、受精卵を子宮に戻す移植手術を受けます。この一連のプロセスは、想像以上に女性の身体と心に負担をかけるものなのです。

「子供になんて説明するの?」という素朴な疑問

実際に成婚された女性と不妊治療について話をした際、こんな質問を受けたことがあります。

「顕微授精で子供を授かった場合、子供にはなんて説明するのですか?」

この質問を聞いたとき、正直なところ驚きました。そもそも、子供に自分がどのように授かったかという経緯を詳しく説明する必要はありません。多くの親は、子供がどのような方法で生まれてきたかを詳細に話すことはありません。

しかし、この質問は決して非難されるべきものではありません。むしろ、この方が不妊治療について具体的な知識がなく、考えたこともなかったからこその素朴な疑問だったのだと理解しています。この出来事は、不妊治療や妊娠についての正確な情報が、必要とする人たちに十分に届いていない現状を浮き彫りにしています。

年齢と妊娠率の厳しい現実

では、実際の妊娠率はどうなっているのでしょうか。多くの女性が知らない、あるいは目を背けがちな統計データがあります。

自然妊娠の確率は、年齢とともに急激に低下します。20代前半では約30パーセント程度とされていますが、35歳を過ぎると約18パーセント、40歳では約5パーセント、45歳ではわずか1パーセント程度まで下がると言われています。

さらに衝撃的なのは、不妊治療を行ったとしても、年齢による妊娠率の低下は避けられないという事実です。体外受精の場合、35歳未満では約40パーセント程度の妊娠率がありますが、40歳では約15パーセント、45歳では数パーセントにまで低下します。

これらの数字が示しているのは、「医療技術があれば年齢に関係なく妊娠できる」という考えが幻想であるということです。確かに医療は進歩していますが、卵子の老化を止めることはできません。女性は生まれたときから持っている卵子の数が決まっており、新たに作られることはありません。年齢とともに卵子も老化し、妊娠しづらくなるのは生物学的な事実なのです。

卵子の老化という避けられない事実

多くの女性が誤解しているのは、「自分の身体が健康であれば妊娠できる」という考え方です。確かに、健康管理は重要ですが、それだけでは卵子の老化を防ぐことはできません

女性は生まれたとき、約200万個の原始卵胞を持っていますが、思春期には約30万個に減少し、その後も毎月約1000個ずつ減少していきます。37歳を過ぎると卵子の減少スピードはさらに加速し、質も低下していきます。これは、どんなに健康的な生活を送っていても避けられない生理的な現象です。

さらに、卵子の質の低下は、妊娠率の低下だけでなく、流産率の上昇や染色体異常のリスク増加にもつながります。35歳以上では流産率が約20パーセント、40歳以上では約40パーセントにまで上昇すると言われています。

不妊治療の経済的・身体的負担

不妊治療には、想像以上の経済的負担が伴います。2022年4月から不妊治療の保険適用範囲が拡大されましたが、それでも多額の費用がかかることに変わりはありません。

体外受精1回あたりの費用は、保険適用後でも自己負担が数十万円になることも珍しくありません。さらに、一度で成功するとは限らず、複数回の治療が必要になることも多いため、トータルで100万円以上かかるケースも少なくありません。

また、身体的な負担も深刻です。排卵誘発剤の使用による副作用、採卵時の痛み、ホルモン治療による体調の変化など、女性の身体は大きなストレスにさらされます。仕事をしながら治療を続けることは、スケジュール調整の難しさも含めて、非常に困難を伴います。

転職したばかりで不妊治療を言い出しにくいという冒頭の女性の悩みは、まさにこの現実を表しています。新しい職場で信頼関係を築く前に、頻繁な通院や体調不良による欠勤を伝えなければならないというプレッシャーは計り知れません。

婚活中の女性が今すぐ知るべきこと

婚活中の女性、特に35歳以上の方には、今すぐ知っておいていただきたいことがあります🙂

まず、結婚してから妊活を始めるのでは遅い可能性があるということです。結婚準備、新生活のスタート、そして妊活の開始まで、通常1年以上かかります。40歳で結婚した場合、本格的な妊活を始める頃には41歳、42歳になっているでしょう。前述の統計を見れば、その厳しさが理解できるはずです。

次に、自分の妊孕性について検査を受けることを検討してください。AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)によって、卵巣予備能、つまりどれくらい卵子が残っているかの目安を知ることができます。この検査は、婚活中でも受けることが可能です。自分の身体の状態を知ることで、より現実的なライフプランを立てることができます。

パートナー選びにおける価値観の共有

子供を望むかどうかは、パートナー選びにおいて最も重要な価値観の一つです。婚活では、早い段階でこの話題について率直に話し合うことが必要です。

「いつか子供がほしい」という漠然とした希望ではなく、「何歳までに何人の子供がほしいか」「不妊治療が必要になった場合、どこまで治療を続けるか」といった具体的な話し合いが重要です。これは決してロマンティックな会話ではありませんが、結婚生活において避けては通れない現実的な問題です。

また、男性側の不妊要因も全体の約半数を占めることを忘れてはいけません。精子の数や運動率の問題は、女性だけでなく男性にも関係する問題です。お互いに検査を受け、現状を把握した上でパートナーシップを築いていくことが理想的です。

漠然と「いつか」と思っている全ての女性へ

「子供をもつかもたないかはまだわからない」「いつか結婚したら考える」そんなふうに漠然と考えている女性は多いでしょう。しかし、妊娠・出産には明確なタイムリミットが存在します。

「まったく子供をもたない」という明確な意思がある方以外は、20代後半から30代前半のうちに、妊娠や出産についての正確な知識を得ることをおすすめします。知識を得ることで、自分の人生設計をより現実的に、そして主体的に考えることができるようになります。

妊娠については、知れば知るほど厳しい現実が待ち受けています。しかし、この現実から目を背けて時間だけが過ぎていくことこそが、最も避けるべき事態なのです。子供を授かれることは奇跡です。何も考えずにできるものではありません。若いうちに当たり前にできると思っていたことが、年齢を重ねると想像以上に困難になるのです。

心構えがあることの重要性

不妊治療の現実を知ることは、決してネガティブなことではありません。むしろ、心構えがあることで、いざという時に冷静に対処できるようになります。

現実を知った上で、キャリアプランを調整する、婚活のペースを上げる、卵子凍結を検討する、あるいは子供のいない人生も選択肢として考えるなど、様々な選択肢があります。心構えがあるのとないのとでは、人生の満足度が大きく変わってきます。

知識がないまま40代半ばを迎え、そこから「やはり子供がほしい」と思っても、現実的には非常に困難です。後悔してからでは遅いのです。だからこそ、若いうちに、できれば30代前半までに正確な知識を得て、自分の人生について真剣に考える時間を持つことが重要なのです。

婚活カウンセラーからのメッセージ

婚活の現場で多くの女性と接する中で、痛感するのは情報格差の大きさです。正確な知識を持っている方と、そうでない方では、婚活へのアプローチも、パートナー選びの基準も大きく異なります。

知識は武器です。自分の身体について、妊娠・出産について正確な情報を持つことで、より良い選択ができるようになります。それは決して焦りや不安を煽るためではなく、あなた自身が後悔のない人生を歩むためです。

婚活をしている方も、まだ婚活を始めていない方も、今一度、自分の人生設計について真剣に考えてみてください。子供を望むのであれば、そのためのタイムラインを現実的に考える必要があります。年齢と妊孕性の関係を理解した上で、今の自分に何ができるのか、何をすべきなのかを考えましょう😊

まとめ:現実を知ることから始めよう

「45歳でも産める」という楽観的な考えは、残念ながら現実とはかけ離れています。医療技術は進歩していますが、生物学的な限界を超えることはできません。

不妊治療についての知識がないこと自体は恥ずかしいことではありません。しかし、知ろうとしないこと、現実から目を背け続けることは、将来の自分を苦しめることになります。

子供を授かることは奇跡です。健康な男女が適切なタイミングで性交渉を持ったとしても、妊娠する確率は20代でさえ30パーセント程度です。年齢が上がれば、その確率はさらに下がります。この現実を受け止めた上で、自分の人生をどう設計していくか、真剣に考える時期が必ずやってきます。

その時期は、できるだけ早い方が良いのです。心構えがあるのとないのとでは、人生の充実度が大きく変わります。今日から、自分の身体と向き合い、未来について考え始めてみませんか。知ることから、あなたの新しい人生設計が始まります。

当結婚相談所に入会せずとも、個別相談を受け付けています。ご希望の方は、ラインから予約をお願いします。

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