
結婚相談所の仕事は、人の人生に深く関わる、やりがいのある職業です。しかし同時に、その裏側には一般にはあまり知られていない厳しい現実も存在します。今回は、婚活業界にどっぷりとつかって仕事に邁進してきた私自身の経験を通じて、この業界の真実をお伝えします。
婚活コンサルタントの菊乃さんが書かれた記事「結婚相談所はブラック企業?『男性会員からのセクハラも…』元社員が語る"裏側"」は、業界の厳しい現実を率直に伝えています。
結婚相談所はブラック企業?「男性会員からのセクハラも…」元社員が語る“裏側”
結婚相談所業界の離職率が高いことは、業界内ではよく知られた事実です。その背景には、さまざまな要因があります。
結婚相談所の仕事は、典型的な感情労働です。会員様の喜びも悲しみも、すべて一緒に経験することになります。お見合いがうまくいかなかったときの落胆、交際が終了したときの悲しみ、そして成婚が決まったときの喜び——これらすべての感情に寄り添い続けることは、想像以上に精神的なエネルギーを消耗します。
お客様もいろいろいるので、それは辛いことも当然あります。結婚という人生の重要な局面に関わる仕事だからこそ、会員様の期待値も高く、感情の振れ幅も大きくなります。
性格も価値観も、結婚に対する考え方も、すべてが異なる多様な会員様一人ひとりに合わせたサポートを提供することは、決して簡単ではありません。
菊乃さんの記事でも触れられていますが、セクハラをはじめとするハラスメントの問題も存在します。結婚相談所という性質上、恋愛や結婚という私的な領域に踏み込むため、境界線が曖昧になりやすい側面があります。
特に女性の仲人に対して、不適切な言動をする会員が存在することは、残念ながら事実です。こうした問題に適切に対処できる体制が整っていない結婚相談所では、スタッフが心身ともに疲弊してしまうケースも少なくありません。

私がこれまでサポートしてきた会員様の中で、記事に書かれているようなひどい方は、幸いにもそれほど多くはありませんでした。しかしながら、数年に一度、モンスターのような方に出くわすことはあります。
過去には、会員様への対応で精神的に追い詰められ、体調を崩したこともあります。結婚相談所の仕事は、表面上は華やかに見えるかもしれませんが、実際には深夜まで会員様の相談に乗ったり、休日も返信を考えたりと、精神的な負担は決して小さくありません。
特に、どれだけ尽くしても感謝されない、努力が報われないと感じる瞬間は、心に大きなダメージを与えます。
婚活業界には、いろいろな結婚相談所があり、いろいろな仲人がいます。お客様から何を言われようと、右から左に流せるような仲人もまれにいるでしょう。そういった対応ができることが、ある意味では自己防衛として必要なのかもしれません。
しかしながら、人間である以上、だいたいの仲人はダメージをくらいます。真摯に会員様と向き合えば向き合うほど、傷つくことも多くなるのです。
まれにですが、こちらが影で行っているサポートには目を向けてもらえず、結果だけを見てクレームを言われる方がいます😂
結婚相談所の仲人は、表に見える活動だけでなく、水面下で多くの努力をしています。
これらの活動は、会員様からは見えにくいものです。しかし、こうした地道な努力の積み重ねが、最終的な成婚につながっていきます。
こちらがどれだけ水面下で動いているかは、会員様には見えないものです。だからこそ、努力が理解されないことに対する悔しさや虚しさを感じることもあります。
では、なぜこれほど厳しい業界に、私は留まり続けているのでしょうか。
そうはいっても、私はこの婚活業界にどっぷりとつかって仕事をしています。いろいろなことがあろうとも、この仕事で一生生きていくのだと感じています。
結婚相談所の仕事には、他の職業では決して味わえない特別なやりがいがあります。それは、人の人生が大きく変わる瞬間に立ち会えることです。
会員様が成婚を報告してくれる瞬間、結婚式に招待され、幸せそうな笑顔を見る瞬間——これらは何物にも代えがたい喜びです。そして、その後「子供が生まれました」という報告を受けたときには、自分の仕事が新しい命の誕生にまで繋がったという感動を覚えます。
辛い経験や困難な状況は、確かに精神的に大きな負担となります。しかし、それらを乗り越えることで、人間としても、プロフェッショナルとしても大きく成長できます。
会員様との向き合い方、困難な状況への対処法、自分自身のメンタルケア——これらすべてが、経験を通じて磨かれていきます。
今年は、私にとって多くの事業が動き出した年でした。そして、人生後半に向けて、今一度、仲人として生きていくのだという覚悟を決めた年でもあります。
これは単なる職業選択ではなく、人生をかけた使命だと感じています。結婚という人生の大切な節目に関わる仕事だからこそ、中途半端な気持ちではできません。

結婚相談所の仕事を長く続けていくためには、いくつかの重要なポイントがあります。
会員様に寄り添うことは大切ですが、すべてを抱え込んでしまうと自分自身が潰れてしまいます。適切な距離感を保ちながら、プロフェッショナルとしてサポートする姿勢が必要です。
深夜の電話対応や、休日のメッセージ対応など、働き方のルールをしっかりと決めておくことも重要です。
感情労働である以上、自分自身のメンタルケアは不可欠です。趣味の時間を持つ、信頼できる仲間と話す、定期的に休息をとるなど、自分をケアする時間を意識的に作ることが大切です。
私自身も、過去に体調を崩した経験から、セルフケアの重要性を痛感しています。
婚活市場は常に変化しています。新しいマッチングの手法、コミュニケーションのトレンド、社会的な価値観の変化——これらすべてにアンテナを張り、学び続ける姿勢が必要です。
また、カウンセリングスキルや心理学の知識など、専門性を高めることで、より質の高いサポートができるようになります。
同じ業界で働く仲間との繋がりは、大きな支えになります。悩みを共有したり、アドバイスをもらったりすることで、孤独感を和らげ、新しい視点を得ることができます。
結婚相談所の仕事は孤独になりがちですが、同じ志を持つ仲間がいることで、困難な時期も乗り越えられます。
結婚相談所を利用される会員様にも、ぜひ知っていただきたいことがあります。
仲人は、会員様の幸せのために全力を尽くしますが、私たちも人間です。感情があり、時には傷つくこともあります。
お互い様ですが敬意を持って接すること、感謝の気持ちを伝え合うことが、良好な関係を築き、最終的には成婚という結果にも繋がります。
表に見える活動だけでなく、水面下で多くの調整や努力が行われていることを、少しでも理解していただければ幸いです。
すぐに結果が出ないこともありますが、それは決して仲人が怠けているわけではありません。最適な相手を見つけるため、丁寧に活動を進めているのです。
結婚相談所は、仲人がサービスを提供し、会員様がそれを受けるという一方通行の関係ではありません。お互いが信頼し合い、同じ目標に向かって協力するパートナーシップです。
良いコミュニケーションを取り、率直に意見を交換し合うことで、より効果的な婚活ができるようになります。
結婚相談所の仕事は、決して楽ではありません。離職率が高いことにも、それなりの理由があります。体調を崩すこともあれば、理不尽なクレームに心が折れそうになることもあります。
しかし、それでも私はこの道を選び続けます。なぜなら、この仕事には、他では得られない深いやりがいと使命感があるからです。
人の人生の転機に立ち会い、幸せの瞬間を一緒に喜べる——これは、何物にも代えがたい仕事です💫
今年、改めて覚悟を決めました。人生後半、仲人としてこの業界で生きていく。多くの事業を動かし、より多くの方々の幸せに貢献していく。
婚活業界にどっぷりとつかって、これからも邁進していきます💖
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