今日は、いい夫婦の日です。
結婚したいと願っている婚活者にとって、経験したことのない領域であり、夫婦とは?何かを知ることは難しいでしょう。
また、夫婦の形も様々あります。
一番近くにいる見本としては、自分の父親や母親の姿ではないでしょうか。
「いい夫婦とは、何か?」の定義は難しいのですが、私が自分の両親をみて感じた夫婦について考えてみました。
自分の両親は、けっして仲のよい夫婦ではなかったと思います。
離婚はしていませんが、相性的には良くなかったのだろうと思います。
楽天家の父親と心配性の母親で、相容れない関係性でした。
お互いに感じていることもあっただろうし、離婚の話も出ていた記憶があります。そうはいっても昔の二人ですから、離婚は現実的なものではありませんでした。
健康であった父親でしたが、急死という最後を迎えました。
病気で何かしらの兆候があったのでしたら、まだ心の準備ができたでしょう。
しかし、寝ている間に亡くなっており、朝起きた時には冷たくなっていたのです。
あれだけ相容れなかった夫婦だったのに、母親は大泣きしているのです。
もちろん、ビックリしたという感情もあったでしょう。
父親のことそんなに大切にしてなかったはず・・・。相手の大切さは、何かあった時にわかったって遅いんだよ、って思いました。
お見合いで出会い、母親は父親と結婚したくないーという感情を持っていました。しかし、ご縁があって結婚した二人。
そして、相性も良くなかった二人でしたが、それでも二人で子供を育ててきた時間には、とても重みがあるし、思い出もあるでしょう。
父の亡きあと、母親は行事を重んじる人なので、初七日、四十九日、1周忌・・ずっと行っています。
これは、母親が父親にできる感謝の形なのだろうと思います。そして、お坊さんに毎度言っていることがあります。
「お父さんには感謝しているんです」
これを思えているのなら、相容れない夫婦だったとしても、良かったのではないかと思っています。
婚活している人には、長い人生の中で、一度は結婚を経験してほしいと思っています。
違う人間が結婚するのだから、分からないことや理解しあえないことだって多いのです。
だからって、それを避けていては「結婚」は出来ないと思います。
運よく、一生添い遂げる人もいれば、途中で離婚する人もいます。
でも「誰かと一緒に生きてみた」という経験を一度はやってみるのも良いと思いますよ。
そこから見えるものがあるはずだから・・。
いい夫婦の日に、夫は出張ですので、サロン近くの白金台でお茶を♪