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マッチングアプリの落とし穴|詐欺勧誘被害を防ぐ3つの注意点!

婚活コラム画像

マッチングアプリは今や特別な出会いの方法ではなく、日常的なツールとなりました。特に20代の若い世代にとっては、「出会いを探そう」と思ったら真っ先に選択肢に上がる存在です。

しかし、その手軽さの裏には落とし穴も潜んでいます。詐欺、マルチ商法の勧誘、身分詐称...。この記事では、マッチングアプリの現状と、安全に婚活を進めるための注意点、そして結婚相談所との決定的な違いについて、婚活の専門家の視点から詳しく解説します。

マッチングアプリは出会いのデフォルトになった

現代の恋愛・婚活において、マッチングアプリはもはや特別な存在ではありません。スマートフォンさえあれば誰でも簡単に始められ、多くの人が利用する一般的な出会いの手段となっています。

20代にとっての標準的な出会い方

特に20代にとって、マッチングアプリは出会いを探す際のデフォルトの選択肢と言っても過言ではありません。

友人に紹介を頼むよりも、合コンに参加するよりも、まずはマッチングアプリをダウンロードする。これが今の20代の標準的な行動パターンです。

マッチングアプリが普及した理由:

  • スマホで手軽に始められる
  • 時間や場所を選ばない
  • 多くの異性と出会える可能性
  • 友人に知られず活動できる
  • 費用が比較的安い
  • SNS感覚で利用できる

もはや「マッチングアプリで出会った」と言っても、誰も驚かない時代になりました。むしろ、自然な出会いの一つとして認識されているのです。

結婚相談所会員も並行利用している現実

興味深いことに、結婚相談所で活動している会員様の中にも、並行してマッチングアプリを利用している方が少なくありません。

「せっかく出会いのチャンスがあるなら、複数の方法を試したい」 「結婚相談所だけでは出会いの数が限られる」 「マッチングアプリも使えば、より多くの人と出会える」

こういった考えから、両方を同時に利用する人が増えています。そして実際に、マッチングアプリでの出会いから結婚に至る方もいらっしゃいます。

マッチングアプリでの出会いが「普通」の時代

つまり、マッチングアプリでの出会いは、もはや完全に日常化・普通化しているのです。

かつては「ネットでの出会いなんて...」と敬遠されていた時代もありましたが、今では「どこで出会ったの?」と聞かれて「マッチングアプリだよ」と答えることに何の抵抗もない人が大半です。

しかし、この普及と日常化には、見逃せないリスクも伴っています。

詐欺やマルチ勧誘も当たり前の世界に

マッチングアプリでの出会いが普通になった一方で、怪しい出会いも同様に存在しているという現実があります。

有名なアムウェイの行政処分事件

記憶に新しいのが、有名なマルチ商法企業アムウェイが行政処分を受けた事件です。

この事件の発端は、マッチングアプリで会員を募っていたことでした。問題の本質は、アムウェイであることを明かさずに勧誘していた点にあります🥲

事件の構図:

  1. マッチングアプリで異性として接触
  2. 恋愛や結婚に興味があるふりをする
  3. 何度かデートを重ねて信頼関係を築く
  4. ビジネスの話を持ち出す
  5. セミナーやイベントに誘う
  6. 最終的にアムウェイへの勧誘

恋愛や結婚を求めて登録している人の善意と期待を利用した、悪質な手口です。

どこにでも存在する怪しい出会い

マッチングアプリに限らず、どんな出会いの場にも怪しい人物は潜んでいます。しかし、マッチングアプリは特にその温床になりやすい構造を持っています。

マッチングアプリが狙われやすい理由:

  • 匿名性が高い
  • 身分証明が不十分
  • 第三者の監視がない
  • プロフィールの詐称が容易
  • 大量の利用者がいる
  • 恋愛感情に訴えやすい

真剣に出会いを求めている人ほど、騙されやすいという皮肉な現実があります。

実際にあった事例:マッチングアプリで2連続勧誘被害

ある日、一人の男性が当社の面談に訪れました。これから結婚相談所での活動を考えているということで、まずは今までの婚活歴をヒアリングしました。

2人連続でアムウェイ勧誘という悲劇

「今まで、どんな婚活をしていましたか?」という質問に対して、彼はこう答えました。

「マッチングアプリで会った人が二人いました。でも、二人ともアムウェイの勧誘だったんです...」

被害の詳細:

1人目の女性:

  • プロフィールは普通の会社員
  • 何回かメッセージのやり取りをして盛り上がる
  • 初デートはカフェで楽しく会話
  • 2回目のデートで「友人のイベントがある」と誘われる
  • 行ってみたらアムウェイのセミナーだった

2人目の女性:

  • 看護師と名乗っていた
  • 優しく親身に話を聞いてくれる
  • 「将来のために勉強している」と話す
  • 3回目のデートで「一緒にビジネスを学ばない?」
  • やはりアムウェイへの勧誘だった

真剣に結婚相手を探していた彼にとって、2連続でこのような経験をしたことは大きなショックでした。

奥手な男性ほど狙われやすい

面談でお話しする中で、彼の人柄が見えてきました。いかにも奥手なタイプで、女性との会話にも慣れていない様子。優しくて誠実だが、騙されやすいタイプだと感じました。

実は、マルチ商法の勧誘者は、こういったタイプの人を意図的に狙います。

狙われやすい人の特徴:

  • 恋愛経験が少ない
  • 優しく断れない性格
  • 人を信じやすい
  • 孤独感を抱えている
  • 承認欲求が強い
  • 経済的に余裕がある

この男性は、まさにこれらの特徴に当てはまっていました。彼のような誠実な人が被害に遭うのは、本当に許せないことです。

マッチングアプリが合わない人もいる

この経験から私が感じたのは、「マッチングアプリはすべての人に適しているわけではない」ということです。

確かに、マッチングアプリは便利で手軽な出会いのツールです。しかし、自分自身を守るためのスキルや判断力も必要とされます。

マッチングアプリが合わない人:

  • 人を疑うことが苦手
  • 断ることが難しい
  • 相手の嘘を見抜けない
  • 恋愛経験が少ない
  • 第三者のアドバイスが必要

こういったタイプの方は、無理にマッチングアプリで活動するのではなく、結婚相談所のような第三者の目がある環境での婚活が適しています。

自分の適性を認識することの重要性

マッチングアプリが出会いのデフォルトになったとしても、自分の適性を認識することは非常に重要です。

「みんなが使っているから」「普通だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の性格やスキル、リスク管理能力を客観的に見つめ、自分に合った方法を選ぶべきなのです。

マッチングアプリで注意すべき3つのポイント

マッチングアプリを利用する際には、以下の3つのポイントに特に注意してください。これらを守ることで、被害に遭うリスクを大きく減らすことができます🤗

①金銭のやり取りが発生したら即座に関係を断つ

最も重要なのが、金銭のやり取りが発生し始めたら、その時点で関係をやめるということです。

金銭に関わる危険なサイン:

  • 「ビジネスチャンスがある」と言われる
  • 「一緒に投資しよう」と誘われる
  • 「お金を貸してほしい」と頼まれる
  • 「高額な商品を買ってほしい」と言われる
  • 「セミナーの参加費を払ってほしい」と要求される
  • 「借金の返済を手伝ってほしい」と頼まれる

真剣に結婚を考えている相手であれば、まだ交際も始まっていない段階で金銭的な要求をすることはあり得ません。このような話が出た瞬間に、躊躇なく関係を断ちましょう。

「せっかく良い感じだったのに...」「もしかしたら本当に困っているのかも...」という甘い考えは禁物です。詐欺師やマルチ勧誘者は、まさにそういった心の隙を狙ってくるのです。

②早めに身分のヒアリングをする

二つ目は、早めに相手の身分をヒアリングすることです。

確認すべき情報:

  • 本名(下の名前だけでも)
  • 職業の詳細
  • 勤務先の情報(会社名など)
  • 住んでいる地域
  • 家族構成
  • 休日の過ごし方
  • SNSアカウント

ただし、ここで重要な注意点があります。これらの情報も騙される可能性があるということです。

偽名を使う、架空の職業を名乗る、存在しない会社に勤めていると嘘をつく。詐欺師やマルチ勧誘者は、こういった嘘を平気でつきます。

身分確認の限界を理解する:

  • マッチングアプリでは身分証明が不十分
  • 提示された情報が本当かどうかを確認する手段がない
  • SNSアカウントも偽装できる
  • 職場への確認は現実的に難しい

それでも、早めに詳しい情報を聞くことで、相手の反応から不審な点を見抜ける可能性があります。曖昧な答えしか返ってこない、話をそらそうとする、詳しく聞かれることを嫌がる。こういった反応があれば、警戒すべきです。

③出会いについて相談する人を見つける

三つ目、そして最も効果的なのが、出会いについて相談する人を見つけることです。

恋愛や婚活をしていると、相手のことで頭がいっぱいになり、客観的な判断ができなくなることがあります。特に、好意を持ち始めた相手に対しては、危険なサインを見逃しやすくなります。

相談できる人:

  • 親しい友人
  • 家族
  • 婚活の先輩
  • 結婚相談所のカウンセラー
  • 信頼できる同僚

第三者に状況を話すことで:

  • 客観的な意見がもらえる
  • 危険なサインに気づきやすくなる
  • 一人で抱え込まずに済む
  • 被害を未然に防げる

「こんな人に会ったんだけど、どう思う?」「ちょっと変なことを言われたんだけど...」と気軽に相談できる関係を作っておくことが、自分を守る最良の方法です。

過去の事例:マッチングアプリ結婚詐欺事件

*専門家として詐欺事件についてTVで解説!

以前、婚活の専門家として、あるマッチングアプリ詐欺事件について解説する機会がありました。この事件は、マッチングアプリの危険性を如実に示す典型的なケースでした。

フリーターが医師と詐称した事件

この事件の概要は以下の通りです:

事件の内容:

  • 実際はフリーターの男性
  • マッチングアプリで「医師」と身分を詐称
  • 複数の女性と同時に交際
  • 結婚を匂わせながら金銭を要求
  • 「開業資金が必要」「親の治療費が必要」などの嘘
  • 総額数千万円の被害

この男性は、医師らしく振る舞うための演技を研究し、医学用語も学んでいました。プロフィール写真も白衣姿のものを使用し、完全に医師になりすましていたのです。

マッチングアプリでは身分詐称が容易

この事件が示しているのは、マッチングアプリでは第三者の目がないため、プロフィールを詐称できるという構造的な問題です。

詐称できる理由:

  • 身分証明書の提出が不十分
  • 職業の証明が不要
  • 収入の証明が不要
  • 第三者のチェックがない
  • 運営側の確認が形式的

医師、弁護士、経営者、パイロット...。高収入で社会的地位の高い職業を詐称することで、結婚相手として魅力的に見せることができてしまうのです😑

結婚相談所では詐称ができない理由

一方、結婚相談所では、こういった身分詐称はほぼ不可能です。

結婚相談所の証明書提出義務:

  1. 必須の証明書:
    • 身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
    • 独身証明書(役所発行)
    • 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書など)
    • 学歴証明書(卒業証書のコピーなど)
  2. 資格保有者が追加で提出する証明書:
    • 医師:医師免許証のコピー
    • 弁護士:弁護士登録証明書
    • 公認会計士:登録証明書
    • 税理士:税理士証票
    • 看護師:看護師免許証

これらの証明書は、すべて原本確認またはコピーの提出が必要です。結婚相談所のスタッフが直接確認し、不備があれば登録できません。

なぜ詐称できないのか:

  • 公的機関が発行する証明書が必要
  • 原本確認により偽造を防ぐ
  • 複数の書類のクロスチェック
  • 定期的な更新確認
  • 不審な点があれば追加確認

つまり、結婚相談所で「医師です」と言っている人は、本当に医師免許を持っている医師なのです。「弁護士です」と言っている人は、本物の弁護士です。

安心して婚活できる環境の重要性

この違いは非常に大きいと言えます。結婚相手を探す上で、相手が本当のことを言っているかどうかは、最も基本的で重要な情報です。

マッチングアプリでは、自分でその真偽を確かめなければなりません。しかし、一般の人が相手の職業や収入を確認する手段は限られています。

結婚相談所では、その部分がすでに確認済みです。だからこそ、安心して相手と向き合い、人柄や価値観を見極めることに集中できるのです。

自分の見る目を養い、周りに相談することを忘れずに

マッチングアプリでの出会いが日常化した現代において、私たちは自分自身を守るスキルを身につける必要があります。

見る目を養うために

相手が本当に真剣に結婚を考えているのか、それとも別の目的があるのか。これを見抜く目を養うことが重要です。

見る目を養うポイント:

  • 相手の話に矛盾がないか注意する
  • 質問への答え方を観察する
  • 急に親しくなろうとしないか警戒する
  • お金の話が出たら即座に疑う
  • 会う場所や時間の提案が不自然でないか
  • SNSの投稿内容と話す内容が一致しているか

ただし、恋愛感情が芽生えると、どうしても判断が甘くなります。「この人は大丈夫」と思いたくなるのは自然なことです。

だからこそ周りに相談する

だからこそ、何かあったら周りに相談することを忘れないでください。

「ちょっと変だと思うんだけど...」 「こういうことを言われたんだけど、どう思う?」 「この人、本当に信用できるかな?」

こういった小さな疑問や不安を、一人で抱え込まないことです。第三者の冷静な視点が、あなたを守ってくれます。

適切な婚活方法を選ぶ勇気

そして、もしマッチングアプリでの婚活が自分に合わないと感じたら、別の方法を選ぶ勇気も必要です。

「みんなが使っているから」「これが普通だから」という理由で、無理に続ける必要はありません。結婚相談所、婚活パーティー、友人の紹介...。様々な方法があります。

自分の性格や適性に合った方法を選ぶことが、安全で効果的な婚活につながります。

まとめ:安全な婚活のために知っておくべきこと

マッチングアプリは便利で手軽な出会いのツールですが、リスクも存在します。以下のポイントを押さえて、安全に婚活を進めましょう。

マッチングアプリ利用時の3つの注意点:

  1. 金銭のやり取りが発生したら即座に関係を断つ
  2. 早めに身分のヒアリングをする(ただし騙される可能性も認識)
  3. 出会いについて相談する人を見つける

マッチングアプリと結婚相談所の違い:

  • マッチングアプリ:身分証明が不十分、詐称が可能
  • 結婚相談所:公的証明書の提出義務、詐称がほぼ不可能

自分を守るために:

  • 相手を見る目を養う
  • 小さな疑問も周りに相談する
  • 自分に合った婚活方法を選ぶ
  • 無理にマッチングアプリを使い続けない

真剣に結婚を考えているあなたが、詐欺やマルチ勧誘の被害に遭わないよう、十分に注意して婚活を進めてください。安全で誠実な出会いが、あなたを待っています。

結婚相談所のような第三者の目がある環境での婚活も、ぜひ検討してみてください。あなたの婚活が安全に、そして幸せな結婚につながることを心から願っています。

当結婚相談所に入会せずとも、個別相談を受け付けています。ご希望の方は、ラインから予約をお願いします。

⇒ https://lin.ee/dOjVZIo

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