通常の月経周期では、排卵に向けて数十個の卵胞が育ち始めますが、十分に成長して排卵されるのは1個のみです。他の卵胞は途中で成長が⽌まり、やがて小さくなっていきます。
ところが、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)は卵胞の成⻑が途中で止まり、たくさんの⼩さな卵胞(嚢胞:のうほう)が卵巣内にとどまってしまう病気です。
卵胞が育たない理由として、ゴナドトロピン分泌異常や男性ホルモン過多が原因だと考えられています。
あまり聞きなれない病気かもしれませんが、性成熟期(20代〜45歳) の女性の5~8%にみられるといわれています。
卵胞が育たず定期的に排卵が起きないため、⽉経周期に異常(無月経、希発月経)があらわれ、不妊の原因にもなるそうです。
私自身も、20代の時に多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。また当社のスタッフも同様です。
スタッフはとくに症状が重かったようで、常に生理不順だったそうです。
しかし、子供は3人います。
私は、子供はおりませんが、妊娠の経験はあります。残念がながら子宮外妊娠でありましたが・・。受精は無事にできたということです。
先日も、ある会員様が、婦人科に行きブライダルチェックを受けたそうです。
その時に、多嚢胞性卵巣症候群といわれて、不安に思っておられました。
でも、これだけで不妊確定ということにはなりません。
婚活していると、妊娠が直結してくる話なので、女性は不安になりますよね。
妊娠とは不思議なもので、お互いに健康体であっても授からないこともあります。
また、多嚢胞性卵巣症候群よりも年齢のほうが、妊娠にとっては大切なことだと思います。
子供を授かりたいと思っている人は、早めに婚活を行いましょう。