
婚活において「地方と東京、どちらが有利なのか」という質問をよく受けます。一見すると、人口が多く出会いの機会も豊富な東京の方が圧倒的に有利に思えますが、実際はそう単純ではありません。
結婚相談所のプロとして、地方と東京の婚活現場を見てきた経験から、この問題について深く掘り下げていきます。そこには、現代の婚活が抱える本質的な課題が隠されています。

まず、地方婚活の実態について、実際の会員様の声をもとにお話しします。
ある東北地域で婚活をしていた会員様が、当社に移籍してこられた際、正直な感想を語ってくださいました。「確実に結婚できないだろう、という男性しか残っていなかった」という、かなり率直な意見です。
具体的には、以下のような特徴の方が多かったそうです。
①極端に外見に問題がある方 極度の肥満など、健康面でも懸念があるレベルの外見的特徴を持つ方が目立ったとのことです。外見は個人の自由ですが、婚活において第一印象は重要な要素であることも事実です。
②コミュニケーションに大きな課題がある方 会話が成立しない、目を合わせられない、基本的な社交スキルが著しく不足しているなど、コミュニケーション能力に深刻な問題を抱えている方が多かったそうです。
これは決して地方の方々を批判しているわけではありません。構造的な問題があるのです。
地方では、そもそも未婚者の絶対数が少ないため、婚活市場も限られています。結婚しやすい魅力的な方は、早い段階で結婚してしまいます。残るのは、様々な理由で結婚に至らなかった方々です。
さらに、地方では婚活サービス自体が限られており、選択肢が少ないため、質の高いマッチングが難しいという側面もあります。
地方では、結婚相談所の数も限られています。大手の結婚情報サービスの支店があれば良い方で、多くの地域では個人経営の小規模な結婚相談所しかありません。
婚活パーティーやイベントの開催頻度も低く、マッチングアプリを使っても近隣に登録者が少ないという問題があります。こうした環境では、出会いの機会を増やすこと自体が困難なのです。
しかし、地方婚活にも可能性はあります。重要なのは、視野を広げることです。
隣県や、新幹線で行ける範囲まで活動エリアを広げる。オンライン婚活を積極的に活用する。あるいは、思い切って都市部の結婚相談所にも入会し、二重登録で活動の幅を広げる。
こうした工夫により、地方にいながらも、より多くの出会いの機会を得ることができます。

一方、東京での婚活は、地方とは全く異なる課題を抱えています。
東京には、確かに膨大な数の未婚者がいます。30代、40代でも、外見が良く、高収入で、社会的ステータスも高い独身者が数多く存在します。
婚活市場も非常に活発で、結婚相談所、婚活パーティー、マッチングアプリなど、選択肢は無限にあります。地方と比べれば、圧倒的に恵まれた環境と言えるでしょう。
東京の婚活市場には、一見すると「なぜこの人がまだ独身なの?」と思うような魅力的な方が多数います。
高学歴で大手企業勤務、あるいは士業などの専門職。外見も整っていて、コミュニケーション能力も高い。年収も十分。そんな方々が、30代後半、40代になっても独身でいるのです。
では、そうした恵まれた条件の方々が、婚活して結婚しているかというと、実はそうでもないのです🥲
多くの出会いがあり、お見合いも交際も順調に進むものの、最終的に結婚には至らない。次から次へと新しい出会いを求め続け、気づけば何年も同じことを繰り返している。そんなパターンが非常に多いのです。
東京での婚活者、特に条件の良い方々に共通する特徴があります。それは、「まだまだ自分は大丈夫」という根拠のない自信です。
周りに独身の友人も多い。自分よりも年上で独身の先輩もたくさんいる。だから、まだ焦る必要はない。もっと良い人が現れるかもしれない。そんな思考に陥ってしまうのです。
東京婚活の最大の問題は、選択肢が多すぎることです。心理学では「選択のパラドックス」として知られる現象ですが、選択肢が多すぎると、逆に決断できなくなるのです。
今の相手も悪くないけれど、もっと良い人がいるかもしれない。次のお見合いでもっと理想的な人に出会えるかもしれない。そう思って、なかなか決断できないまま、時間だけが過ぎていきます。
地方婚活と東京婚活、結局どちらが有利なのでしょうか。
地方婚活の利点は、皮肉なことに選択肢が少ないことです。限られた中から相手を選ぶため、必然的に現実的な判断をするようになります。
「この人と結婚するか、一人でいるか」という二者択一になりやすいため、決断が早い傾向があります。理想を追い求めるよりも、現実的に幸せになれる相手を選ぶという、ある意味で健全な判断ができるのです。
東京の利点は、圧倒的に多い出会いの機会です。様々なタイプの人と出会え、自分に合う人を見つけられる可能性が高い。これは確かに大きなアドバンテージです。
しかし、この利点は同時に欠点でもあります。選択肢が多すぎて決められない。常に「もっと良い人がいるかも」という思いが消えない。結果として、決断を先延ばしにし続けてしまうのです🥲
最終的には、地方か東京かという環境の違いよりも、本人の心構えが重要です。どんなに出会いが多くても、本気で結婚しようという決意がなければ、結婚には至りません。
逆に、出会いが限られている環境でも、真剣に向き合い、現実的な判断ができれば、幸せな結婚は十分に可能なのです。

長年、婚活のサポートをしていて痛感することがあります。それは、「出会いの多さに胡坐をかいていると結婚できない」という事実です。
婚活において、多くの人が忘れがちな大切な真実があります。それは、完璧な人間など存在しないということです。
誰にでも欠点があり、不完全な部分があります。外見、性格、収入、家族関係など、何かしら気になる点は必ずあるものです。それを受け入れられるかどうかが、結婚への分かれ道となります。
「この人じゃなくても、別の人がいる」。そう思って、ずっと出会いを探し続けてしまう人が非常に多いのです。
確かに、次の出会いがあるかもしれません。しかし、その人が今の相手よりも良いとは限りません。むしろ、新しい欠点が見つかるだけかもしれないのです。
現代の婚活者に共通する問題として、相手に望むものが多すぎるということがあります。
外見、年収、学歴、職業、性格、趣味、価値観、家族関係、住んでいる場所、生活習慣など、チェックリストのように条件を並べ、すべてを満たす相手を探そうとします。
しかし、そんな完璧な人は存在しません。「この人じゃない、あの人じゃない」の繰り返しで、婚活を続けているうちに、貴重な時間が失われていくのです。
婚活を長く続けていると、自分自身も年齢を重ねていきます。しかし、多くの人がこの事実を直視しようとしません。
30代前半で婚活を始めた時と、40代になった今では、婚活市場での価値は変わっています。特に女性の場合、年齢は非常に重要な要素となります。
しかし、「まだ大丈夫」「自分はまだ若い」と思い込み、以前と同じ基準で相手を選び続けてしまう。その間に、自分の市場価値は下がり、選ばれる機会も減っていくという厳しい現実があるのです。
ここで、重要な統計データを見てみましょう。
2020年国勢調査によると、生涯未婚率(50歳時未婚率)は、男性の25.7%、女性の16.4%(外国籍者を含む総数による)です。
つまり、男性の4人に1人、女性の6人に1人が、生涯独身となる時代になったのです。
この数字は、大正時代に国勢調査が始まって以来の過去最高記録です。そして、この傾向は今後も続くと予想されています。
生涯未婚率は、厳密には50歳の未婚率ではなく、アラフィフ(45〜49歳と50〜54歳)の未婚率の平均値を示しています。つまり、この年齢に達しても結婚していない人が、これほど多いということです。
未婚者が増えた背景には、様々な社会的要因があります。
経済的な不安定さ、価値観の多様化、結婚しなくても生きていける社会インフラの整備、晩婚化の進行、理想の高まりなど、複合的な要因が絡み合っています。
しかし、婚活のプロとして特に気になるのは、「結婚したいのに結婚できない」という人々の存在です。彼らは、決して結婚を望んでいないわけではありません。むしろ、結婚したいと思っているのに、様々な理由で結婚に至らないのです。
ここで重要なことをお伝えします。結婚相談所に入会しているということは、あなたは「結婚したい」と思っているということです。
生涯未婚率25.7%の男性側、あるいは16.4%の女性側に入りたくないから、お金を払って結婚相談所に入会したのではないでしょうか。
であれば、本気で活動すべきです。中途半端な気持ちで、理想ばかりを追い求めていては、せっかくの機会を無駄にしてしまいます。
では、「本気の婚活」とは具体的にどのようなものでしょうか。
まず重要なのは、現実的な視点を持つことです。理想を持つことは大切ですが、理想と現実のバランスを取ることが必要です。
自分の年齢、容姿、年収、性格などを客観的に見つめ、自分と釣り合う相手はどのような人なのかを冷静に判断する。これが、本気の婚活の第一歩です。
外見、年収、学歴といった表面的な条件だけでなく、相手の本質を見極めることが重要です。
誠実か、優しいか、思いやりがあるか、一緒にいて居心地が良いか、価値観が合うか。こうした本質的な要素を重視することで、長く幸せな結婚生活を送れる相手を見つけられます。
誰にでも欠点はあります。相手の欠点を受け入れられるかどうかが、結婚への決断を左右します。
完璧を求めるのではなく、「この欠点なら受け入れられる」「この欠点は、この長所で補える」という柔軟な思考が必要です。
婚活において最も重要なのは、決断する勇気です。「もっと良い人がいるかもしれない」という思いを断ち切り、「この人と結婚する」と決断する勇気。
完璧な相手を待ち続けるのではなく、十分に良い相手が現れたら、勇気を持って決断する。この姿勢が、結婚への最短ルートなのです。
本気の婚活には、継続的な行動が欠かせません。システムで毎日プロフィールをチェックする、積極的にお申込みをする、お見合いの機会を逃さない、交際では真剣に相手と向き合う。
こうした地道な努力の積み重ねが、良い出会いにつながります。

地方で婚活をしている方々へ、具体的なアドバイスをお伝えします。
地方だからといって、その地域だけに限定する必要はありません。隣県や、新幹線・飛行機で行ける範囲まで活動エリアを広げましょう。
オンラインお見合いを活用すれば、全国どこの相手とでも出会うことができます。結婚後の住む場所は、お互いに話し合って決めればいいのです。
地方の結婚相談所だけでなく、都市部の大手結婚相談所にも入会することを検討してください。費用はかかりますが、出会いの機会は格段に増えます。
当社のように、地方在住の方でもサポートできる結婚相談所もあります。オンラインでのカウンセリングやサポートを活用すれば、距離は問題になりません。
都市部の方の中には、地方での生活に憧れを持っている人もいます。自然が豊か、住宅費が安い、子育てしやすいなど、地方ならではの魅力をしっかりアピールしましょう。
特に、リモートワークが普及した現在、住む場所の自由度は高まっています。地方移住を前向きに考える都市部の独身者も増えているのです。
東京で婚活をしている方々へも、重要なアドバイスがあります。
出会いが多いことは良いことですが、それに惑わされないことが重要です。「もっと良い人がいるかも」という思いを断ち切り、目の前の相手と真剣に向き合いましょう。
次の出会いを求め続けるのではなく、今の相手との可能性を最大限に探る。この姿勢が、結婚への近道です。
特に30代後半以降の方は、年齢の現実を直視する必要があります。自分が思っているよりも、婚活市場での評価は厳しいかもしれません😢
理想を追い続けるのではなく、現実的に自分と釣り合う相手を選ぶ。この決断が、幸せな結婚への第一歩となります。
入会時に設定した希望条件を、一度見直してみましょう。本当にその条件は必要ですか?経験を通じて学んだことを反映していますか?
条件を緩めることは、妥協ではありません。より本質的な幸せを見つけるための、賢い選択なのです。
地方婚活と東京婚活、それぞれに利点と欠点があります。しかし、最終的に結婚できるかどうかを決めるのは、環境ではなく本人の心構えです。
どんなに出会いが多くても、本気で結婚しようという決意がなければ、結婚には至りません。逆に、限られた出会いの中でも、真剣に向き合い、現実的な判断ができれば、幸せな結婚は十分に可能です。
生涯未婚率が過去最高を更新し続ける現代。男性の4人に1人、女性の6人に1人が生涯独身となる時代です。しかし、あなたはその統計の一部になる必要はありません。
結婚相談所に入会したということは、あなたは結婚したいと思っているのです。であれば、本気で活動しましょう。理想を追い続けるのではなく、現実的に幸せになれる相手を見つける。完璧な相手を待つのではなく、十分に良い相手が現れたら決断する勇気を持つ。
地方でも東京でも、本気で婚活すれば、必ず良い出会いがあります。あなたの本気の婚活が、素晴らしいご縁につながることを心から願っています。今日から、本気の婚活を始めましょう!
当結婚相談所に入会せずとも、個別相談を受け付けています。ご希望の方は、ラインから予約をお願いします。
