
婚活カウンセラーとして面談を重ねる中で、忘れられない言葉があります。ある会員様が面談中に、ぼそっとこう言われたのです。
「親がいるから働いている」
この方は高収入で、将来的には相続も予定されており、経済的には恵まれた環境にいらっしゃいます。客観的に見れば、将来働かなくても生活できる可能性が高い方です。しかし、その方の言葉には、経済的な豊かさだけでは埋められない何かが欠けているという実感が滲んでいました。
この言葉が示しているのは、人間が働く理由、そして生きる理由は、必ずしもお金だけではないということです。むしろ、誰かのために働く、誰かのために生きるという感覚こそが、人生に意味と張りを与えているのではないでしょうか。
お金は確かに重要です。生活の基盤であり、選択肢を広げてくれるものです。しかし、お金だけで人生の幸福度が決まるわけではないことは、多くの研究でも明らかになっています。
一定の経済水準を超えると、お金が増えても幸福度はそれほど上がらないという研究結果があります。それよりも、人間関係の質や、自分の人生に意味を感じられるかどうかが、幸福度に大きく影響するのです。
前述の会員様のように、経済的に恵まれていても、それを共有できる相手がいなければ、人生の充実感を得ることは難しいでしょう。高級レストランで一人で食事をすることと、大切な人と小さなカフェで笑い合うこと。どちらがより心を満たしてくれるかは、多くの方が後者だと感じるのではないでしょうか。
「誰かのために生きる」と聞くと、自分を犠牲にするような否定的なイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、ここで言う「誰かのために」とは、自己犠牲ではなく、誰かを思うことで自分の人生に目的と方向性が生まれるということです。
親がいるから働いているという会員様の言葉は、まさにこのことを表しています。親を安心させたい、親に心配をかけたくない、親に誇れる自分でありたい。そうした思いが、日々の仕事へのモチベーションになっているのです。
これは決して弱さではありません。むしろ、誰かとのつながりの中で生きているという実感こそが、人間らしさの証なのです。完全に独立して、誰にも頼らず、誰のことも気にせず生きることは、一見自由に見えて、実は非常に孤独で不安定な状態かもしれません。

結婚することで得られるものは、単なる生活の共有だけではありません。それは、人生に具体的な張りと目的を与えてくれるものです。
相手がいるから頑張って働こうと思える。美味しいものを見つけたら「あの人に食べさせてあげたい」と思う。休日には「一緒にあそこへ行きたい」と計画を立てる。相手に負担をかけたくないから健康に気をつけようと思う。こうした日常の小さな思いの積み重ねが、人生に豊かさをもたらします。
もちろん、結婚生活が長くなれば、それが日常になり、特別なものではなくなっていきます。しかし、それでもなお、誰かが隣にいるという事実は、人生における大きな強みなのです。
一人で生きることも、もちろん一つの選択です。しかし、誰かと共に生きることで得られる、この「日常の中の特別さ」は、結婚した人だけが実感できる幸せと言えるでしょう。
社会学や心理学の分野では、無敵の人という概念が語られることがあります。これは、失うものが何もなく、自分のことを心配してくれる人もいない状態の人を指す言葉です。こうした状態にある人は、自制が効かなくなり、反社会的な行動に走りやすいと言われています。
なぜ自制が効かなくなるのでしょうか。それは、「この人のために生きなければ」と思える存在がいないからです。自分の行動が誰かに影響を与える、誰かが自分のことを心配してくれている。そうした実感が、人間の行動を適切な範囲に保つ重要な要因になっているのです。
逆に言えば、自分のことを思ってくれる人がいる、自分が大切に思える人がいるということは、人生における大きな安定要因であり、精神的な健康の基盤なのです。
結婚生活における幸せは、必ずしも大きなイベントや特別な贈り物にあるわけではありません。むしろ、日常の小さな気遣いや思いやりの中にこそ、真の幸せがあるのです。
私自身の経験を例に挙げると、夫が私の好きなお菓子を探して買ってきてくれることがあります。きっと「このお菓子を喜ぶだろうな」と思いながら選んでくれているのでしょう。高価なプレゼントではありません。しかし、自分のことを思い出し、自分の好みを覚えていてくれて、それを行動に移してくれる。その事実が、何よりも心を温かくしてくれます。
このような小さな愛情表現の積み重ねが、結婚生活を豊かにします。相手が自分のことを考えてくれている。自分も相手のことを考えている。この相互的な関係性こそが、結婚の本質なのです。
婚活をしている多くの方が、条件やスペックを重視します。年収、学歴、職業、容姿。確かにこれらも重要な要素です。しかし、婚活の真の目的は、条件の良い相手を見つけることではなく、共に人生を歩むパートナーを見つけることです。
そのパートナーとは、お互いのために生きたいと思える相手、お互いが人生の張りを与え合える相手です。相手がいるから頑張れる、相手のために何かをしたいと思える、そんな関係性を築ける人こそが、本当の意味での理想のパートナーと言えるでしょう。
経済的に恵まれた会員様が「親がいるから働いている」と言った背景には、親に代わる新しい人生の目的を求めている気持ちがあったのだと思います。婚活とは、まさにそのような新しい人生の目的、生きる意味を見つける活動なのです🙂
仮に、将来お金持ちになったとして、何もせずにぼんやりと暮らすことが本当の幸せなのでしょうか。多くの人にとって、その答えは「ノー」でしょう。
人間は本来、何かに取り組み、誰かとつながり、社会の中で役割を持つことで充実感を得る生き物です。経済的な自由は、確かに選択肢を広げてくれます。しかし、その選択肢を誰と共有するか、どのように活用するかが重要なのです。
一人で世界中を旅することもできます。一人で高級レストランで食事をすることもできます。しかし、その経験を共有できる相手がいること、帰る場所に待っている人がいることが、その経験をより豊かなものにしてくれます。
お金で買えない幸せとは、まさにこのような人とのつながり、誰かのために生きるという実感なのです😄
「親の代わりを見つけてほしい」という表現は、一見依存的に聞こえるかもしれません。しかし、これは決して親に依存している状態から配偶者に依存先を変えるという意味ではありません。
むしろ、親が自分にとって「この人のために頑張ろう」と思える存在であるように、配偶者もそのような存在になり得るということです。人生の各ステージで、私たちには様々な支えが必要です。子供時代には親が、そして大人になってからはパートナーが、お互いに支え合い、励まし合う関係を築いていくのです。
これは健全な成長と自立のプロセスです。親から精神的に独立しながらも、新たな支え合いの関係を作っていく。それが結婚という選択の意味の一つなのです。
「自分のことを思ってくれる人がいる。たったそれだけで、生きていける」
この実感は、結婚生活を経験した多くの人が共感できるものではないでしょうか。人間は本来、孤独では生きられない社会的な生き物です。誰かとつながっている、誰かが自分のことを気にかけてくれているという実感が、生きる力になります。
これは甘えや依存とは異なります。お互いに自立した大人同士が、それでもなお相手の存在を必要とし、相手のために何かをしたいと思う。そのような相互的な関係性が、両者の人生を豊かにするのです。
辛いことがあったとき、話を聞いてくれる人がいる。嬉しいことがあったとき、一緒に喜んでくれる人がいる。何気ない日常を共有できる人がいる。こうした存在が、人生の安定感と充実感をもたらします。

結婚して時間が経つと、確かに特別だったことが日常になります。最初は嬉しかった相手の気遣いも、当たり前に感じるようになるかもしれません。休日を一緒に過ごすことも、特別なイベントではなくなります。
しかし、この「日常化」こそが、実は結婚の強みなのです。特別なことが日常になるということは、幸せが日常になるということです。毎日を安心して過ごせる、帰る場所がある、自分のことを分かってくれる人がいる。この安定感は、何物にも代えがたい価値があります。
人生には浮き沈みがあります。仕事で失敗することもあれば、健康を害することもあります。そんなときに、変わらずそばにいてくれる人がいることの心強さは、経験した人にしか分からない大きな支えです🥰
婚活をしている方の中には、条件面ばかりに目が行ってしまう方もいるかもしれません。しかし、本当に考えるべきは、その人と一緒にいることで人生に張りが生まれるかどうかです。
相手のために何かをしたいと思えるか。相手がいることで自分も頑張れると思えるか。相手の喜ぶ顔が見たいと思えるか。こうした感情が持てる相手こそが、長い人生を共に歩むパートナーとして相応しいのです。
「親がいるから働いている」という会員様の言葉は、多くの人に共通する思いかもしれません。誰かのために生きる、誰かが自分のことを思ってくれている。その実感が人生を前に進める原動力になるのです。
結婚の意味は、人それぞれ異なるかもしれません。しかし、多くの人に共通するのは、誰かと人生を共有することで得られる充実感と安定感です。
経済的な豊かさも大切です。しかし、それ以上に大切なのは、誰かのために生きたいと思える存在がいること、自分のことを思ってくれる人がいることです。たったそれだけのことが、人生を大きく変えます。
一人で強く生きることも素晴らしい選択です。しかし、誰かと共に生きることで得られる幸せもまた、かけがえのないものです。相手がいるから頑張れる、相手のために何かをしたいと思える、そんな関係性を築くことが、結婚の本当の価値なのです。
自分のことを思ってくれる人がいる。その実感が、明日を生きる力になります。婚活を通じて、そのような関係性を築けるパートナーを見つけていただきたい。それが、婚活カウンセラーとしての私の願いです。
誰かがいることは、人生における大きな強みです。その強みを手に入れるために、勇気を出して一歩を踏み出してみませんか。あなたの人生に張りをもたらしてくれる素敵なパートナーとの出会いが、きっと待っているはずです。
当結婚相談所に入会せずとも、個別相談を受け付けています。ご希望の方は、ラインから予約をお願いします。

無敵の人って言われる人が、自制できないのは、自分のことを考えてくれる人がいない、この人のために生きないとと思う人がいないからこそ、おきてしまうと言われています。
相手がいるから頑張って働けることだったり、あれを食べてもらいたい、休みに一緒にあそこへ行きたい。 負担をかけたくないから健康でいなきゃとか。
うちの夫は、私が好きなお菓子を探して買ってきてくれます。
「このお菓子喜ぶだろうな」って、選んでくれているようです。
自分のことを思ってくれる人がいる、たったそれだけで、生きていける・生きているのかも、と思う今日この頃です😄
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