片思いの人ができたとしましょう。
最初は、その人と目が合うだけでもうれしい。
話せるだけでもうれしい。
大人数で会えるだけでもうれしい。
ふたりであえるだけでもうれしい。
そして、晴れてカップルになったとしましょう。
本当はそれだけでも奇跡的なのに、人は欲に溺れてしまいます。
最初は、他人同士だったのに、運よく籍をいれられたからといって、急に相手を思い通りにできると思ってはいけません。
結婚をしたのですから、協力は必要です。違う二人が共同生活をするわけですからね・・。
協力は必要なのですが、そこで相手を自分の思いどおりにしようとしてはいけません。
たとえば、同じ家に住んでいるからといっても、お互いに一人の時間があっても構いません。
こんな記事を読みました。
夫が漫画ばかり読んでいて、週末に一緒にでかけられないのが不満ということでした。しかし、その夫は、育児にも協力的、家事もきちんと手伝っていました。
記事を読みすすめると、漫画ばかり読んでという夫は、実は1日20分しか読んでいなかったそうです。
たった20分も趣味に使っていけない生活ってなに?って思いました。
もちろん、一緒にでかけていたりもしたそうです。外出がまったくなかったわけではないのに、漫画を読む夫を許せなくなったというのです。
要するに、この女性は夫に求めていることが多く、自分の心の隙間を相手によって埋めようとしていたのです。
この女性が、自分の時間を有意義に使える人だったらどうだったでしょうか?多分、夫とうまくやっていけたと思います。
夫婦になったのだから、必ず一緒にでかけなければいけないという価値観に縛られた結果、それを叶えてくれない夫を嫌になるという悪循環。
冒頭に記載したとおり、相手に何かしてもらうと欲を出しすぎることで、恋愛・結婚がうまくいかなくなります。
もちろん、恋愛・結婚は、ある程度相手に何かを求めてしまうもの。求めても良いこともあります。でも、求めすぎが良くないのです。
お互いの関係に”支配”というようなワードがではじめてきたりもします。
自分ひとりでも楽しめる、自分の時間を大切にできる人同士のほうが、恋愛も結婚もうまくまわっていくのではないかなと思います。
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