
「ストッキングって今でも必要なの?」「素足じゃダメなの?」――時代の変化とともに、女性のファッションや身だしなみの常識は大きく変わってきています。職場でもカジュアル化が進み、ストッキング離れが加速する中、婚活の場ではどうすべきなのでしょうか?結婚相談所のカウンセラーとして、多くの成功事例と失敗事例を見てきた経験から、婚活における身だしなみの重要性について詳しく解説します😃
先日、ストッキングはマナーなのか?という記事が話題になっていました。時事ドットコム取材班による「ストッキングはマナー?変わる意識 かつての『必需品』、激減の理由」という記事です。
ストッキングはマナー?変わる意識 かつての「必需品」、激減の理由【時事ドットコム取材班】
確かに、現代の日本社会では、ストッキングに対する意識が大きく変化しています。
ストッキング離れの背景
実際、職場においても服装の自由度は上がっています。
現代の職場環境
特にIT企業やベンチャー企業では、かなり自由な服装が許容されています。ストッキングどころか、Tシャツとジーンズで出勤する人も珍しくありません。
女性が「女性らしさ」を強制されることへの反発も、ストッキング離れの一因です。
社会的な変化
こうした流れは、社会全体としては望ましいものです。誰もが自分らしく、快適に過ごせる社会を目指すことは大切です。

流行や社会的な意識は変わっても、婚活の場では、まだストッキングを着用すべきですし、必需品です😅
なぜなら、婚活は通常の社会生活とは異なる、特別な目的を持った場だからです。
婚活の特殊性
お見合いやデートは、面接やプレゼンテーションと同じように、自分を最大限アピールする場です。そこでは、日常とは異なる意識が必要になります。
ストッキング着用が婚活で推奨される理由は、いくつかあります。
1. きちんとした印象を与える 素足やカジュアルな靴下よりも、ストッキングの方がフォーマルで上品な印象を与えます。特に初対面のお見合いでは、この第一印象が非常に重要です。
2. 脚を美しく見せる ストッキングは脚のラインを綺麗に見せ、肌の色を均一に整える効果があります。これは、全体的な身だしなみの完成度を高めます。
3. 女性らしさを演出する 婚活の場では、適度な女性らしさをアピールすることも重要です。ストッキングは、その演出の一部となります。
4. 相手への敬意を示す きちんとした身だしなみは、相手や場を尊重していることの表れです。ストッキングを履くことで、「このお見合いを大切にしています」というメッセージを伝えられます。
5. 競争に勝つため 他の婚活女性たちもストッキングを履いています。あなただけが素足だと、相対的に印象が劣ってしまう可能性があります。
現代社会では、ジェンダーレスや男女平等の観点から、あまり性を意識させない動きがあります。これは社会全体としては良い傾向です。
現代の風潮
しかしながら、婚活においては、性を意識させる活動になるでしょう。
なぜなら、婚活の目的は異性(または同性)のパートナーを見つけることであり、そのためには相手に「魅力的」と思ってもらう必要があるからです。
人間は、意識しないと、どうしても中性的になってしまうものです。
異性を意識しない環境での変化
たとえば、女性でも異性の目がなければ、だらしなくなったりします。女子校を見ているとそれは顕著ですね。男性の目がない環境では、スカートの丈が長くなったり、化粧をしなかったり、髪型に無頓着だったりします。
これは批判ではありません。人間は環境に適応する生き物ですから、「見られていない」環境では、楽な方向に流れるのは自然なことです。
婚活では、ある意味で性の意識を取り戻す作業をするわけです。
具体的には
これらは、「異性を意識する」「異性に意識させる」ためです。ストッキングも、そのひとつの要素なのです。
「ありのままの自分を受け入れてほしい」という気持ちは理解できます。しかし、婚活の初期段階では、少し背伸びをしてでも、最高の自分を見せることが重要です。
自然体と最高の自分
婚活では、まず「最高の自分」で相手の心を掴み、関係が深まってから徐々に「自然体」を見せていくのが成功のコツです。

職業柄かもしれませんが、私は足元もよく見ています😄
会員様が来社されるときにも、どんな靴を履いているかチェックします。それを見て会員様が「よく見てますね」と驚かれることもあります。
ただ、これは当たり前の作業になっています。なぜなら、お見合い相手も同じように足元を見ているからです。
足元から分かること
上半身の服装を完璧にしても、足元がだらしなければ意味がありません。
よくある残念な例
特に男性は、意外と女性の足元をチェックしています。「全体的には綺麗なのに、足元が残念だった」というフィードバックは、実は少なくないのです。
誤解しないでいただきたいのは、別にピンヒールを履いてくださいとは言いません。
推奨する靴の選び方
3〜5cmのローヒールパンプスや、上品なバレエシューズでも構いません。大切なのは、清潔感があり、場に相応しい靴を選ぶことです。
そして、それに合わせて、脚が綺麗に見えるストッキング(冬ならタイツ)を着用しましょうということです。
季節に応じた選択
ストッキングを履くだけで、脚のラインが綺麗に見え、全体の印象が格段に良くなります。
誤解しないでいただきたいのは、ずっと完璧でいる必要はないということです。
真剣交際になったり、結婚したら、少し気を抜いてもよいですよ!
関係が深まり、お互いの素の姿を見せ合えるようになったら、日常的にストッキングを履き続ける必要はありません。
関係の段階別の身だしなみ
ただし、それまでは綺麗を心がけましょう。少なくとも真剣交際に入るまでは、常にベストな自分を見せる意識が大切です。
「ありのままの自分を受け入れてほしい」という気持ちは大切ですが、それは段階的に見せていくべきです。
理想的な自己開示の流れ
急に素を全部見せてしまうと、相手が驚いてしまうこともあります。少しずつ、が大切です。
余談ですが、先日、私自身の経験で印象的なことがありました。
カフェで仕事の打ち合わせをしていた時のことです。その日は大切なクライアントとの打ち合わせだったので、ヘアメイクをばっちりして、きちんとした服装で臨んでいました。
すると、偶然、夫もそのカフェに訪れたのです。普段の私は、家では楽な格好をしていますし、化粧も薄めです。しかし、その日の私は完全に「仕事モード」の姿でした。
きちんとした服装で仕事をしている私を見て、夫は**「どきっ」としたそうです。**
嬉しかったようで、何度も何度もそのことを言ってきます。「いつもと違う雰囲気で新鮮だった」「改めて綺麗だと思った」「また惚れ直した」など、普段は言わないようなことまで言ってくれました。
この経験から、結婚しても、時々そういう意識は大切なんだなと改めて思いました。
結婚後も時々意識すること
毎日完璧である必要はありませんが、たまには「おっ」と思わせる姿を見せることで、関係に新鮮さが生まれます。
長く一緒にいると、どうしてもマンネリ化してしまうものです。しかし、時々「意識した姿」を見せることで、相手に新鮮な驚きを与えることができます。
マンネリ化を防ぐ工夫
こうした小さな工夫が、長続きする関係の秘訣なのかもしれません。
最後に、婚活での身だしなみチェックリストをまとめます。
社会全体ではストッキング離れが進み、カジュアル化が加速しています。これは個人の自由を尊重する良い流れです。
しかし、婚活の場は別です。
婚活では、第一印象が極めて重要であり、限られた時間で自分の魅力を最大限にアピールする必要があります。そのためには、ストッキングを含めた細部まで気を配った身だしなみが不可欠です。
この記事のポイント
「ありのままの自分」を見せるのは、関係が深まってからで十分です。最初は、最高の自分を見せることを意識しましょう。
ストッキング一つで印象は大きく変わります。小さなことかもしれませんが、こうした細部へのこだわりが、婚活の成功を左右するのです。
時代の流れに流されすぎず、婚活という特別な場では、従来の身だしなみマナーを大切にすること。それが、理想のパートナーとの出会いを引き寄せる秘訣なのです💖
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