
結婚相談所の運営において、年末は一年を振り返る大切な時期です。当社では年内営業を終了していますが、新規面談の受付やブログ・動画の更新は休暇中も継続しています。婚活を検討されている方々に、常に最新の情報をお届けすることが私たちの使命だと考えているからです。
結婚相談所といえども、社会の変化とともにその傾向は年々変わっています。今年成婚されたカップルの特徴を分析したところ、従来の婚活市場とは異なる興味深い傾向が見えてきました。本記事では、2024年に成婚されたカップルのデータをもとに、現代の婚活における最新トレンドを詳しく解説します。これから婚活を始める方、現在婚活中の方にとって、有益な情報となれば幸いです💖

結婚相談所の本部が公表している統計データによると、成婚カップルの年齢差は平均5歳差が最も多いという結果が出ています。ただし、この数値は会員の年齢層によって変動することも明らかになっています。
当社の成婚実績を振り返ると、設立当初は7~8歳差のカップルが主流でした。これは従来の「男性が年上で経済的に安定している」という価値観が反映された結果といえます。
しかし、最近の傾向として年齢差は確実に縮まっています。現在は4歳差程度でまとまるケースが増加しており、特に20代の若い会員様においては、同世代でご成婚されるカップルが目立ちます。
この変化の背景には、いくつかの社会的要因が考えられます。
価値観の多様化
かつては「夫が年上で妻を守る」という固定的な夫婦像が一般的でしたが、現代ではパートナーシップを重視する対等な関係性が求められています。同世代同士の方が価値観を共有しやすく、コミュニケーションもスムーズに取れるという理由から、年齢差の少ないカップルが増えています。
女性の社会進出
女性の社会進出が進み、経済的に自立している女性が増えたことで、男性の年齢や経済力だけを重視する傾向が減少しました。むしろ、一緒に過ごす時間の質や共通の趣味・価値観を重視する傾向が強まっています。
ライフスタイルの一致
同世代であれば、育った時代背景が似ているため、音楽や映画、テレビ番組などの共通の話題が豊富です。また、結婚後のライフプランについても話し合いやすく、子育てや老後設計においても共通認識を持ちやすいというメリットがあります。
今年成婚されたカップルの特徴として、お互いにしっかりとした職業に就いているという点が挙げられます。具体的には、どちらも会社員、公務員、または医師・看護師・薬剤師などの資格職に就いている方々でした。
結婚相談所で成婚に至るカップルにおいて、職業の安定性が重視される理由はいくつかあります。
将来設計の明確さ
安定した職業に就いている方は、将来の収入の見通しが立てやすく、住宅購入や子育てなどのライフプランを具体的に描きやすいという特徴があります。結婚を真剣に考える婚活においては、この「将来の見通し」が非常に重要な要素となります。
社会的信用
会社員や公務員、資格職は社会的信用が高く、親御様からの理解も得やすいという側面があります。特に結婚相談所での婚活では、親御様の意見も重要な判断材料となるケースが多いため、この点は無視できません。
ワークライフバランス
安定した企業や公務員であれば、ある程度ワークライフバランスを保ちやすく、結婚後の生活においても家庭との両立がしやすいという利点があります。

今年成婚された男性会員様の年収は、600万円~1000万円の範囲に集中していました。これは、日本の平均年収を上回る水準ですが、決して超高年収というわけではありません。
年収600万円~1000万円の意味
この年収帯は、都市部で安定した生活を送るには十分な水準であり、かつ現実的に達成可能な範囲でもあります。婚活市場において、女性が求める「現実的な経済力」がこの水準であることがわかります。
女性会員様の年収は、300万円~500万円の範囲が中心でした。ただし、今年は医師の女性会員様が成婚され、その方の年収は1000万円程度でした。
女性の経済的自立の進展
女性の年収が300万円~500万円という水準は、一人でも生活できる経済力を持っていることを示しています。これにより、結婚相手に過度な経済力を求める必要がなくなり、より人間性や相性を重視した相手選びが可能になっています。
男性の年収600万円~1000万円、女性の年収300万円~500万円という組み合わせの場合、世帯年収は900万円~1500万円となります。これは、都市部において子育てをしながらも余裕のある生活を送れる水準です。
共働きであることのメリットは経済面だけではありません。お互いに社会との接点を持ち続けることで、精神的な充実感や自己実現の機会を維持できるという点も重要です。
今年の成婚データから最も明確に読み取れるのは、女性もしっかりと仕事をしている人が増えた結果、高年収の男性ばかりを求める傾向が減少したということです。
かつての婚活市場では、女性が男性に求める条件として「年収1000万円以上」といった高いハードルが設定されることが珍しくありませんでした。しかし、女性自身が経済力を持つようになったことで、相手に求める年収のハードルが現実的な水準に下がってきています。
興味深いのは、年収以上に年齢差を重視する女性が増えているという点です。今年成婚に至らなかった女性会員様の中にも、男性の年齢は「プラス3歳程度」を希望する方が増加しました。
よほどタイプの男性でない限り、それ以上の年齢差がある方とはお見合いを組まない傾向が顕著でした。これは、年齢差よりも共通の話題や価値観の一致を重視する現代的な価値観の表れといえます。
これらのデータが示しているのは、「対等なパートナーシップ」を求める時代への移行です。一方が他方を経済的に支えるという従来の関係性ではなく、お互いに自立しながら支え合う関係性が理想とされています。
同世代で、同程度の社会的地位を持ち、お互いに尊重し合える関係。これが現代の婚活市場で求められているカップル像なのです。
当社としては、来年もコンスタントに成婚カップルを輩出できるよう、会員様一人ひとりに寄り添ったサポートを続けてまいります。市場の変化を的確に捉え、時代に合ったマッチングを提供することが私たちの役割です😀
これから婚活を始める方に向けて、今年のデータから得られたアドバイスをお伝えします。
現実的な条件設定を
高すぎる理想を掲げるのではなく、自分自身の年齢・年収・職業とバランスの取れた条件設定が成婚への近道です。
年齢差にこだわりすぎない
ただし、年齢差にこだわりすぎて出会いのチャンスを狭めることも避けましょう。大切なのは実際に会って感じる相性です。
共働き前提で考える
現代の結婚生活は共働きが基本です。お互いに自立しながら協力し合える関係性を目指しましょう。
人間性を重視する
年収や年齢などの条件以上に、相手の人間性や価値観を重視することが、幸せな結婚生活につながります。
結婚相談所における婚活市場は、確実に変化しています。その変化は、社会全体の価値観の変化を反映したものであり、決してネガティブなものではありません。
むしろ、より対等で健全なパートナーシップが求められる時代になったということは、幸せな結婚生活を築きやすい環境が整ってきたともいえます。
当社では、こうした市場の変化を的確に捉え、会員様一人ひとりに最適なマッチングを提供してまいります。年末年始も新規面談は受け付けておりますので、婚活をお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
来年も多くの方々の幸せな結婚のお手伝いができることを、心より楽しみにしております💕

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