
婚活中のデートで、男性がいつも食事代を支払ってくれる。車で送り迎えをしてくれる。楽しい時間を作ってくれる。
そんな時、あなたはどのように感謝の気持ちを表していますか?
「ごちそうさまでした」「ありがとうございます」という言葉だけで済ませていませんか?
もちろん、お礼の言葉は大切です。しかし、言葉だけでは伝わらない、もっと深い感謝の気持ちを表現する方法があるのです。それが、心のこもった小さなプレゼントです。
結婚相談所のカウンセラーとして多くの会員様を見てきて気づいたことがあります。成婚される女性と、なかなかご縁に恵まれない女性の違いの一つが、この「感謝の気持ちの表し方」にあるということです。
この記事では、婚活における効果的なプレゼント作戦と、相手の心を掴む気遣いの方法について、具体的な事例を交えながら詳しく解説していきます。
多くの方が、プレゼントというと誕生日やクリスマスなどの特別な記念日にだけ贈るものと考えています。
しかし、プレゼントは記念日だけにお渡しするものではありません。 むしろ、何でもない日常の中で、ちょっとした感謝の気持ちを表す手段として活用することで、より大きな効果を発揮するのです。
プレゼント・贈り物をいただいて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。適切なタイミングで、適切なものを、適切な気持ちで贈ることができれば、相手の心に深く残る印象を与えることができます😉
意外かもしれませんが、何かをしていただいた時の感謝の気持ちの表し方ができていない人が、婚活中の女性にも多くいるのです。
これは、決して感謝していないわけではありません。心の中では「ありがたい」「嬉しい」と思っているのです。しかし、その気持ちを適切に相手に伝える方法を知らない、あるいは実行していないのです。
婚活は、限られた時間の中で、自分の魅力を最大限にアピールする場です。同じように婚活している女性が大勢いる中で、一歩抜きんでるためには、こうした細やかな気遣いが重要な差別化のポイントになります。
婚活中のデートで、男性が食事代を全て支払ってくれることはよくあります。
初回のデートなら、男性が「今日は僕が出します」と言ってくれることも多いでしょう。その時、女性としては当然「ごちそうさまです」「ありがとうございます」とお礼を伝えますね😍
これは基本中の基本です。しかし、問題はその先です。
その男性が、2回目、3回目と、いつもご馳走してくれている場合、あなたならどういった対応をしますか?
多くの女性は、毎回「ごちそうさまです」「申し訳ないです」「次は私が出します」と言葉で伝えます。これももちろん大切です。
しかし、こちらが「支払います」とお伝えしても、お代を受け取らない男性がいます。「いいよ、今日は僕が出すから」「気にしないで」と、毎回支払ってくれる男性に対して、どうすれば感謝の気持ちを形にできるでしょうか。
ここで大切なのが、言葉以外の方法で感謝を表現するということです。
そういった方に向けて、お礼の言葉だけではなく、心ばかりのプレゼントをお渡ししましょう。繰り返しになりますが、プレゼントをいただいて嫌な気持ちになる人はいません。
「いつもご馳走してくださってありがとうございます。ほんの気持ちですが」と言って、小さなプレゼントを渡すだけで、相手の印象は大きく変わります。
ここで注意したいのが、プレゼントは高すぎても負担になるということです。
あまりに高価なものを贈ると、相手は「お返しをしなければ」というプレッシャーを感じてしまいます。また、関係がまだ浅い段階で高価なプレゼントを贈ると、重い印象を与えてしまう可能性もあります。
大切なのは価格ではなく、気持ちを形にするという行為そのものです。簡単なお礼程度のもので構いません。
価格帯:500円〜1,000円程度
この価格帯であれば、相手に負担を感じさせず、かつ「気にかけてくれている」という印象を与えることができます。
おすすめのアイテム
靴下や下着に近いもの
靴下や肌着など、身につけるものは避けましょう。関係が浅い段階では、プライベートな領域に踏み込みすぎている印象を与えてしまいます。
高価なブランド品
前述の通り、相手にプレッシャーを与えてしまいます。
趣味に関わるもの(初期段階)
相手の趣味を十分に理解していない段階で、趣味に関するアイテムを贈るのはリスクがあります。

ここで、はりきって手作りのお菓子を渡そうとされる方がいます😅
「手作りの方が気持ちがこもっている」「手作りできることをアピールしたい」という気持ちは分かります。しかし、そこは相手を見て判断しましょう。
関係が浅い中での手作りは重いと感じられる
まだ数回しか会っていない段階で、手作りのお菓子を渡されると、男性は「重い」「期待されすぎている」と感じる場合があります。
潔癖症の方もいる
現代では、衛生面に敏感な方が増えています。どんなに清潔に作っていても、「他人の家で作られたもの」に抵抗を感じる方もいるのです。これは決して悪意ではなく、個人の感覚の問題です。
アレルギーの問題
手作りだと、材料の詳細が分かりにくく、アレルギーを持つ方にとっては不安材料になります。
ただし、全ての場合で手作りがNGというわけではありません。
こうした条件が揃っていれば、手作りも効果的な場合があります。
実際に、こういった事例もあります。
ある女性会員様は、お見合いの際にクッキーを焼いてお持ちしていました。この方は調理師の免許を持っていて、料理が得意でした。
それをPRするために、クッキーをお持ちしていたのですが、男性は大変喜んでいました。なぜなら、その男性は料理好きな女性を希望していたからです。
お互いの相性があったというのもありますが、このカップルは無事結婚となりました。
この事例のポイントは、相手のニーズと自分のスキルがマッチしていたという点です。闇雲に手作りを贈るのではなく、相手が何を求めているかを理解した上での行動だったのです。
プレゼントをお渡しする時には、簡単なメッセージカードをお付けすると良いでしょう。
物だけを渡すよりも、メッセージを添えることで、あなたの気持ちがより明確に伝わります。そして、相手はそのメッセージカードを後から見返すことができ、あなたのことを思い出すきっかけにもなります。
出会いには、色々な種類があります。本命の相手なら、当たり前にカードを付けることでしょう。
しかし、問題はまだ本命とは言えないけれど、将来的にご縁になりそうな方、いわゆるキープの状態の関係の場合です。
「キープの相手には、いままでカードをつけて渡したことがない」という意見も聞きます。
しかし、考えてみてください。この先、その方が本命になる可能性も秘めているわけです。現時点で本命ではないからといって、手を抜いてしまうのはもったいないことです。
もちろん、あまりにも思わせぶりなメッセージを送ることはできません。しかし、感謝の気持ち程度のことはメッセージで送ることができると思います🤗
シンプルで効果的なメッセージ
「いつも楽しい時間をありがとうございます」
その程度で構いません。シンプルでありながら、感謝の気持ちが伝わる良いメッセージです。
他のメッセージ例
メッセージがないよりは、あったほうが印象が良いですね。
そういった少しの気遣いができるか、できないかで、お相手に与える印象は変わってきます。
やらないよりは、やってみたほうが良いということです。自分のために考えてくれて、動いてくれたのだなと思っていただけることは、マイナスにはなりません。
もちろん、そういったことをわかってくれる男性とは、ご縁が繋がることでしょう。
男性は、交際中の女性の行動から、結婚生活を想像します。
そういったことができる女性と結婚すれば、男性は家庭を任せられるなと想像しやすいのです。
小さなプレゼントを贈る、メッセージカードを添える、こうした細やかな気遣いができる女性は、結婚後も家庭を大切にしてくれるだろうと、男性は考えます。
男性は、ずぼらな方が多いのです。
仕事で疲れて帰ってきて、家事はおろそかになりがち。健康管理も自己流。身の回りのことも、あまり気を配れない。そんな男性は多いものです。
そういった部分をケアしてくださる女性は、男性にとって非常に助かる存在です。結婚相手として、「この人となら安心して生活できる」と感じるのです。
小さな気遣いができるということは、以下のような能力があることの証明でもあります。
これらは全て、結婚生活において非常に重要な要素です。

沢山の方が婚活をしています。 結婚相談所には、魅力的な女性会員様がたくさんいらっしゃいます。
男性会員様は、複数の女性とお見合いをし、交際を検討します。その中で、「この人と結婚したい」と思ってもらうためには、他の女性との差別化が必要です。
そこから一歩でも先に抜け出すためには、こういった気遣いができるように心がけましょう。
容姿や学歴、年収といった条件面で大きな差がつけられない場合、こうした細やかな気遣いが決定的な差になるのです。
同じような条件の女性が二人いたとして、一方は言葉だけでお礼を言う人、もう一方は小さなプレゼントとメッセージカードで感謝を表現する人。男性がどちらを選ぶかは、明らかでしょう。
良いニュースがあります。この気遣いは、生まれ持った才能ではなく、練習できるスキルだということです。
最初は慣れないかもしれません。「何を贈ればいいか分からない」「タイミングが分からない」と悩むかもしれません。
しかし、意識して実践していくうちに、自然とできるようになります。そして、それが習慣になれば、あなたの大きな魅力の一つになるのです。
まず、相手が何をしてくれているかを意識的に観察しましょう。
これらの行動一つ一つに、感謝の気持ちを持ちましょう。
プレゼントを渡すタイミングを考えます。
効果的なタイミング
500円〜1,000円程度の、実用的で負担にならないアイテムを選びます。
相手の好みが分かっている場合は、それを反映させると良いでしょう。分からない場合は、無難なハンドタオルやお菓子がおすすめです。
短くてシンプルな感謝のメッセージを書きます。手書きの方が、気持ちが伝わりやすいでしょう。
「いつもありがとうございます。ほんの気持ちですが」と言って、さりげなく渡しましょう。
大げさにせず、自然な流れで渡すことが大切です。
相手がどのように受け取ったかを観察します。喜んでくれたようなら、今後も続けて良いでしょう。
ここで大切なのは、気持ち、あくまでも気持ちを表す手段ということです。
プレゼントそのものに大きな価値がなくても構いません。大切なのは、「あなたのことを思って、時間を使って、これを選びました」という行動そのものなのです。
もちろん、中には「プレゼントなんて必要ない」「気を遣わせたくない」という男性もいるかもしれません。
しかし、そういったことをわかってくれる男性とこそ、ご縁が繋がるのです。
あなたの気遣いを理解し、喜んでくれる男性。それが、あなたにとって本当に相性の良い相手なのではないでしょうか。
最初から完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
「これで良かったのかな」「タイミングは適切だったかな」と不安になることもあるでしょう。
しかし、その一歩を踏み出したこと自体が素晴らしいことです。相手もあなたの気持ちを感じ取ってくれるはずです。
婚活において、条件やスペックも大切ですが、それ以上に相手への気遣いができるかどうかが、結婚できるかどうかの分かれ道になります。
この記事でお伝えしたかったこと
最後に
プレゼント作戦は、決して計算高い戦略ではありません。それは、相手への純粋な感謝の気持ちを、適切な形で表現する方法なのです。
やらないよりは、やってみた方が良い。自分のために考えてくれて、動いてくれたのだなと思っていただけることは、決してマイナスにはなりません。
婚活は、多くの人が参加している競争の場でもあります。その中で一歩抜け出すためには、こういった細やかな気遣いを心がけることが大切です。
あなたの真心が、素敵なご縁を引き寄せますように。そして、あなたの気遣いを理解し、大切にしてくれる素敵なパートナーとの出会いがありますように。
カウンセラーとして、心から応援しています。
当結婚相談所に入会せずとも、個別相談を受け付けています。ご希望の方は、ラインから予約をお願いします。
